2020年8月11日・・・

「中国が台湾に圧力をかけ
台湾をもう一つの香港にしようとしている」
と・・・



中国と台湾

中国と台湾はかつては一緒でした。

中国は「清」という帝国を築いていました。
その最後の皇帝「宣統帝溥儀」
かれはもう清王朝は長くないと感じていた。
それは国民も同じだった。
そこで、新たな中国を作ろうと・・・
清朝政府を打倒しようと動き出したのが・・・
「国民党」と「共産党」でした。

国民党は「民主化」を掲げ
新たな独自の中国を作ろうと考えた。
一方の共産党は
近隣列強国「ソ連」によるバックアップをうけながら
新しい中国を作ろうと考えた・・・。
ソ連のバックアップは強大で・・・
残念ながら国民党は敗戦した・・・
こうして・・・
勝利した共産党が中国本土に残り
「清」に変わる新国家「中華人民共和国」を建設。
敗戦した国民党が台湾に作ったのが
「中華民国」だった。

その中華人民共和国の建国の父は
「毛沢東」
彼はソ連をモデルに
共産理想主義に基づき、次々と政策をやるも・・・
立て続けに失敗❗大パニックを引き起こした。

この状況をすべて解決した男が
「鄧小平」
中国は「毛沢東」以上に
この「鄧小平」を知らなければならない!
つまり・・・こういうことです。
共産主義でも、資本主義でも
「国民が幸せならどちらでもいい」
という現実主義者だった。

そこで彼が取り入れたのが
「社会主義市場経済」。
つまり・・・
表向きは共産主義の一党独裁。
しかし❗
共産主義では”絶対に”豊かにはならないので
市場は世界と一緒の「資本主義」を導入する。
という政策でした。
海外の会社さん!
どんどんうちで会社を作ってください。
人口も、労働力もハンパじゃないよ!!!
これが今の中国ですね!

こうして・・・
どんどんと民主化する中華人民共和国!
しかし・・・貧富の差は著しく顕著になった・・・。

鄧小平に対し反対意見を持った人たちが
天安門に集合。
抗議運動を行った。
鄧小平はこれを軍で鎮圧・・・
多くの死傷者をだした・・・
これが「天安門事件」です。

鄧小平の手腕で
中華人民共和国の経済は
一気に世界においつきました。
そして、現在は習近平がリーダー・・・
彼は一体何をするのか・・・
台湾について

台湾に逃げた国民党党首は
「蒋介石」
最初の統治は大ピンチの連続でした・・・
それまでの台湾は日本政府に統治されていた。


手厚くした理由は・・・
日本は初めて「植民地」を手に入れたから。
反乱なんて起きてほしくないし
今後も関係性を築いていきたい。
しかし・・・
第二次世界大戦で日本は敗戦・・・
台湾から退いた。

その日本が抜けた台湾に
中国共産党に負けた蒋介石がやってきた。
そこで彼は日本が作り上げてきた財産を・・・
すべて奪ってしまった。

これに台湾人は怒ります・・・。
「日本の支配のほうが良かった!!!
なんでそんな事するんだ!!!」
だから台湾は親日なんです!

さて・・・台湾は悩みます・・・
台湾出身の優秀な人はいないのか!!!だれか・・・!
ここで「李登輝」が登場
この「李登輝」さん・・・2020年8月12日に
お亡くなりになりました。
記事の最初に紹介したアザー厚生長官が献花しています。
そして、中国を批判する声明を出しました。
「李登輝」さん・・かれは生粋の台湾人。
そこで「国民党」の他に作られたのが・・・
「民進党」です。
いつか中国に戻りたい気持ちがあり
中国に未練がある「国民党」
と
自分たちの国に愛がある
中国には一切未練などない「民進党」
が成立した。

そして、今、台湾では
2016年から
民進党党首の蔡英文さんが就任しています。

さぁ・・・こうして成立した
「中国」と「台湾」・・・
それぞれの国が21世紀に入り
大きく揺れ動いています。
そして・・・冒頭でも話をした
「中国が台湾に圧力をかけ
台湾をもう一つの香港にしようとしている」
という今話題の「香港との関係」も
楽しく勉強していきましょう🎵