昔々・・・熊本県北部に1人の男の子が生まれた。
小学校に入る前まではとてもひ弱で、病弱気質
だった。
小学校に入学すると、近所の友だちと学校まで
毎日、自然と楽しく走って登校するようになった。
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小学校までは「片道6km」・・・。
往復12kmを・・・毎日!!!?
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そう。そしてこの子が「日本マラソンの父」と呼ばれる。
⇩ 100回大会出場校や100年分の成績も❗ ⇩
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箱根駅伝2024!箱根駅伝歴代優勝校やなぜ箱根駅伝は人気なのかを徹底解説!!箱根駅伝予選会の壮絶な物語やそのルールも!
毎年新年1月2日、3日に行われる「箱根駅伝」は関東学生陸上競技連盟主催の大会なので・・・その予選会は本来なら関東に在籍する大学のみ参加が認められているが・・・2024年大会は記念すべき「100回大会」 ...
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⇩ 2024年は記念すべき100回大会❗ ⇩
マラソンの父「金栗四三(かなくりしそう)」
![](https://ryoblog2020.com/wp-content/uploads/2023/11/gary-butterfield-XGKSeGYGP0A-unsplash-1-1024x576.jpg)
こうして身体能力がみるみる上がったことに加え
学力も特待生に選ばれるほどまでに成長・・・
身長もぐんっと伸び・・・中学、高校・・・
そして現:筑波大学に入学した。
先生・・・「しそう」って珍しい名前ですよね。
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生まれたとき、パパが43歳だったんです❗
あ〜❗なるほど・・・
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ちなみに8人兄弟の7番目・・・
大学1年生のとき・・・・当時伝統であった筑波大
秋のマラソン大会に出場し・・・1年生唯一の3位
に入賞、彼は一気に話題になります。この頃・・・
世界では・・・
第5回オリンピック・ストックホルム大会に向けて
国内初の選手選考会が各地で行われることに・・。
その選考会は東京の羽田で行われ、その距離は
約40km。ちなみに当時の世界記録は3時間でした。
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その選考会で・・・金栗さんは・・・
・・・・・・・・。
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2時間32分45秒で優勝した。
世界記録を27分も更新!!!!?
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選考会関係者は言葉が出ないくらい驚愕・・・・
もちろんその場で「オリンピック代表内定」を
もらい・・・日本初のオリンピック選手となった。
金栗さんは「日本人で初めてのオリンピック選手」
なんです❗❗
おぉ〜❗
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しかし・・・・
当時は飛行機もなく・・・・船とシベリア鉄道で
スウェーデンのストックホルムに向かいました。
大会会場までは、17日間の航路でした・・・。
その疲労と環境変化からか・・・金栗さんは大会
当日・・・26km地点で意識不明に・・・
ゴールできなかったため【行方不明】扱い
となってしまった・・・
え!?!?
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【行方不明】って覚えておいてください。
それからの金栗さんは・・・絶頂期には第一次
世界大戦が発生したため試合は中止に・・・
その後の試合もベルギーやパリと、遠方での
試合だったために結果は大敗に終わり・・・
1924年に第一線を退いた。
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日本国内で大会があれば・・・
箱根駅伝の創設
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金栗はこのままでは日本マラソンは強くならない。
と警笛を鳴らし、一度にたくさんの選手を育てる
には・・・かつて自分が友達と学校を目指して
走ったように・・・かつて京都、東京をつなぐ
駅伝制のように・・・競争が必要だ❗と・・・
そこで・・・読売新聞社が上野で行われる記念
イベントのため・・・金栗さんとある計画を
実行した・・・それは・・・
京都から上野までの516kmを23区間に分け・・・
昼夜関係なく3日間走り抜く学生レースを行った。
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日本初の「駅伝」です。
24時間テレビみたい・・・・
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これこそが「駅伝」のモデルになったのです。
このレースのアンカーを金栗四三、本人がつとめ
日本のマラソン力強化を訴えながらゴールした。
この考えに「早稲田」「慶応」などが応じ・・・
「筑波大」と「東京師範学校」も参加した4校で
「四大専門学校対抗駅伝競走」をしようと動いた。
さて・・・そのコースですが・・・
なぜ箱根駅伝は「箱根」なのか
![](https://ryoblog2020.com/wp-content/uploads/2023/11/kunal-sahu-ieHfF8tDyn8-unsplash-1024x768.jpg)
金栗さんは、オリンピックで戦えるランナーを
育てるには・・・「桁外れの体力」がないと
なかなか難しいと考えた。
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戦う舞台は「海外」ですからね。
たしかに・・・・
![](https://ryoblog2020.com/wp-content/uploads/2020/02/20200206_195443-260x300.jpg)
そして思いついたのが「アメリカ横断できる程の
体力をつけること」でした・・・そこでコース
ですが・・・・・まず「東京〜水戸(茨城)間」
が候補にあがった。しかし、道は平らが多く
アメリカ横断ができる体力はつけられないと
ボツになります。
つづいて・・・「東京〜日光」の片道コース。
坂も多く、厳しさはあるが・・・日光からの
帰りの利便性や交通面での不安があったため
これも・・・ボツ。
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そして・・・「東京から箱根の往復コース」
箱根の山登りのキツさとその難しさに加え・・・
往復コースとなるため、交通規制の負担も少なく
なんといっても学生たちが「帰りやすい」。
難しいかもしれないとは思ったが、この箱根を
舞台とすることに決めた。
なるほど❗利便性もあったのか❗
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金栗さんと箱根駅伝
![富士山](https://ryoblog2020.com/wp-content/uploads/2023/09/tommy-silver-cCw6KQVJnyU-unsplash-1024x768.jpg)
こうして箱根駅伝のルートも決まり・・・日本の
マラソン強化に尽力していった金栗さんは・・・
その後も体育学校の師範を務めたり、熊本県
県体育協会の理事になっても走り続けた。
なんとその生涯に走った距離は概算で25万kmと
いわれ・・・「地球6周半」を走ったと言われる。
地球6周半・・・・
![](https://ryoblog2020.com/wp-content/uploads/2020/02/20200206_195443-260x300.jpg)
![](https://ryoblog2020.com/wp-content/uploads/2022/06/0efe6a38-f49a-49c8-b7c7-21381d6a99f0-300x300.jpg)
そして昭和58年11月13日享年92歳でした。
かっこいいですね・・・金栗さん❗
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![](https://ryoblog2020.com/wp-content/uploads/2022/06/0efe6a38-f49a-49c8-b7c7-21381d6a99f0-300x300.jpg)
金栗さんにはこんな話が・・・
かつて金栗さんが日本国民の期待を背負って
出場したストックホルム大会。17日間の移動
後にフルマラソンを走るも・・・その途中
意識不明となり、「行方不明」として記録
されてしまった。
ところが金栗さんが76歳の頃・・・スウェーデン
で、そのオリンピックから55周年の記念式典が
開かれ・・・金栗さんは招待されたのです。
え?恨みはなかったんですかね?
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その式典の当日・・・競技場には大観衆・・・
そのど真ん中を金栗さんがゆっくりと歩き
ゴールテープを切った。
そして競技場の審判がこう言いました・・・・
「金栗さんが今ゴールしました。タイムは54年
と8ヶ月と6日・・・5時間32分20秒3・・・
これをもち第5回ストックホルムオリンピック
全行程を終了します。」と・・・
(号泣・・・・)
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(もらい泣き・・・・)
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