自民党裏金問題のきっかけとは？自民党終わりを告げる「裏金問題と」自民党派閥や政治資金パーティーについても解説。

2023年11月・・・自民党最大派閥「安倍晋三派」
のパーティーにおいて「裏金疑惑」が浮上・・・
岸田政権を支える主力メンバーが、辞任や交代に
追い込まれるという大問題に発展している。

国民が懸命に働いているのに・・・物価も上がり
生活が苦しくなる一方で・・・・バレないように
政治に正しく使われるべき資金を、いとも簡単に
自分のポケットに入れた議員がいる・・・・・。
その額1000万円以上もの大金を・・・・・・
「少なくとも20人以上」との報道が・・・。

あなたの住むこの国で起きていることをしっかり
理解してください。これが今の「日本」なのです。

その「パーティー」は「政治資金パーティー」と
言われ、よくあるビンゴ大会や会食でワイワイ
なんていうパーティーではない・・・。

今回の裏金問題は・・・後で紹介する「ある人物」
が・・・・総理大臣を支える「官房長官」という
超重要な人物が、そのパーティーで稼いだお金を
政治資金として使わず・・・報告もせずに内緒で
「裏金」として、ずっとかすね続けていた。
という情報をリークしたことに始まる。

まずは裏金が発覚した「政治資金パーティー」の
内容からお話していきますので、ぜひ記事を
ゆっくりと読んでみてください。

「政治資金パーティー」とは？

みなさん知っていますか？政治家に当選すると
その活動はすべて「税金」が使われます・・・。
自分のお金なんてほとんど出しません。

国民全員から納めてもらっている税金は・・・・
日本をより良く、そして平和で安全な国にする
ために使います。でもその資金だけでは決して
足りないので・・・政治資金を集め・・・より
効果的な運用をして行く必要がある。

そのために政治家が国民の先頭に立ち・・・・
政治資金を集め・・・良い日本を作っていく。
もしも・・・間違って使ってしまうなんてことが
絶〜〜〜〜〜〜〜〜っ対にあってはならないので
政治運営のために集めた資金について・・・・
「政治資金規正法」という法律があります。

そのお金の種類としては「人件費」「光熱費」や
「備品・消耗品費」や「事務所費」など・・・
政治事務所の運営に関しての「経費」と・・・

ガッツリ政治活動をするための「政治活動費」
として「選挙関係費」や「調査研究費」に加え
寄付や交付金も含まれるお金・・・・いわゆる
一般的な「政治資金」と言われるものがある。

他にも・・・職員の給料や住居手当に通勤費・・
事務所の光熱費に加え・・・机もロッカーも・・
ハンガーも名刺も封筒もペンも修正テープも・・
ハサミも雑誌も・・ぜ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜んぶ
私達の支払う税金が使われている。

普通の会社なら自分たちで頑張って出した利益で
賄（まかな）っているけど、政治関係は全部税金。

政治資金パーティーは「政治活動費」の中にある
「その他の事業費」に含まれていて・・・・

その中には政治の機関紙といわれる雑誌や広告
などの発行費用や、選挙以外のテレビ・ラジオ
出演費用やポスター、パンフレット費用なでも
含まれていて・・・・・・・この中にあるのが
「政治資金パーティー開催事業費」です。

なので・・・政治資金パーティーを簡単に言うと
より良い政治を実現するために、政治活動費を
さらに集めるための会費制パーティーってこと。

「◯◯さんを励ます会」とか「◯◯勉強会」など
掲示物をみたことありませんか？その集まりこそ
「政治資金パーティー」のことで・・・開催者は
「この集まりは政治資金パーティーです。」と必ず
書面で告知しなければいけません。（ルール①）

また・・・・・金額にもちゃんとルールがあって
参加費として1人150万円以下の支払いじゃないと
参加できません。150万以上を支払えないんです。
さらに・・1人で20万以上の支払いをした場合は
ちゃんと名前・住所・職業を「収支報告書」に
記載しなければいけない。（ルール②）

「19万9999円支払うので・・・うちの会社・・・
今後ともよろしくお願いします・・・。ちなみに
10人参加してますよ・・・・・（ウフフ）。」
な〜んてことも？

あとは、「匿名支払い」や本人以外の支払いも
禁止❗そこのパーティーに本人が参加しないと
いけません。（ルール③）

こうした「政治資金パーティー」は2000人規模の
会場がパンパン状態になるほどの参加があります。

とりあえず・・・問題となった「安倍派」の
2022年11月に公表された報告書は・・・・
1年間のパーティーだけの収入で約9500万
そのうちパーティー運営経費が約2500万
つまり約7000万円が「利益」となった。

ちなみに・・・「日本歯科医師連盟」がルールを
知らなかったのか150万円を支払っていた歴史が
あるが・・・手書きで訂正がされていた・・・。

こうしたことから推測してわかるように・・・
名前や住所・・・職業が記載されている人物は
ごくごくごくごくわずかです・・・20万を払い
パーティーに参加するわけですからね・・・・
19万9999円以下は記載不要、そのルールこそが
今回の裏金につながる「ヒント」となった。

ある企業が政治資金パーティーに参加して・・・
「20万円」を払ったとする・・・・その企業は
自らの会社の経費として会社の報告書に「20万円」
を記載し、報告する。一方で・・・・

政治資金パーティーを開催した側の政党や派閥は
「たかが20万円・・・会社も有名ではない・・
バレないだろう」と報告書に掲載をしなかった。
5社分の掲載をしなかったら・・・「100万円」が
自分たちしか知らない「利益」となる・・・。

政治家から声のかかる企業や個人が来るし・・・
政治家と直接のつながりを持てる可能性もある。
人脈が一気に増えるため、参加メリットは十分に
あります。

⇩　りょうぶろぐ大人気トレンド❗　⇩

箱根駅伝の真実と歴史。なぜ「箱根」なのか・・・箱根駅伝2024を徹底解説！箱根駅伝まったり観戦！マラソン大会の始まり。

昔々・・・熊本県北部に1人の男の子が生まれた。小学校に入る前まではとてもひ弱で、病弱気質だった。 小学校に入学すると、近所の友だちと学校まで毎日、自然と楽しく走って登校するようになった。 ⇩　100回 ...

続きを見る

なぜ今回発覚したのか・・・

この疑惑を、ついに2022年11月26日に共産党が
発行している「しんぶん赤旗」で世に訴え・・・
その疑惑に対し、政治に精通し、数々の政治不正
を告発してきた神戸学院大学教授であり、頭に
バンダナを巻くのを特徴とする人物「上脇博之
（かみわきひろし）」さんが入念な裏付けなどを
分析し、告発に踏み切ったのです。

もちろん政治資金の大問題なので・・・告発する
までも情報をしっかり精査し、調査し、裏付けや
確実性を十分にし、世に訴えました。

国民の期待を根底から覆し・・・信頼から絶望へ
想像を絶する巨大な闇が・・・ついに見え始めた。

「裏金の仕組み」とは？

さぁ、上の図が今回の事件の問題となっている
「裏金作って、あげちゃうよパーティー」の構図
解説図です。

上には派閥の政治家がいます。今回で言うと・・
安倍派（清和政策研究会）の議員だとして・・・
政治資金パーティーをしようと1枚2万円の券を
発行、つながりのある企業や個人に配布。（①）
（※相場は2万円のようです。）

その券を売ったことにより入ったお金は・・・
パーティー主催者の所属する「派閥」に入る。
これが（②）です。

そして報酬かはわかりませんが、その入ったお金
の一部を派閥内の議員に「渡していた。」しかも
ノルマがあって、そのノルマを越えた分がすべて
「現金」で手に入る。これが今回問題の議員への
「キックバック」ってこと。

この②・③のお金の「支出報告がされてなかった」
つまり、金額も、誰にいくら渡したのかも・・・
なんのために使ったのかもわからないんです。

岸田総理は「修正が必要であれば対応する。」と
言及しましたが・・・「修正すればいいのか？」
そして・・・記載しなかった議員が・・・なぜ
「辞職するのでしょうか？」

何かやったからでしょ？それが明るみになる前に
やめたんでしょ？と言わざるを得ません。

政府の対応と今後

結果としては安倍派議員であった現役の4閣僚の
「経済産業大臣」「総務省」「農林水産省」に加え
なんと内閣総理大臣を支える「官房長官」が交代
することに・・・そして、他にも自民党を支える
「政調会長」などが「辞任」するなど・・・・
激震が起きている。

今回の組閣で「安倍派」は1人もいなくなった。

（派閥の責任者じゃないからって逃げやがって
マジで・・・・：個人的意見）

この事件をきっかけにその大波が「全国へ波及」
しています。北海道から沖縄までの自民党議員が
辞職や真相説明に追い込まれています・・・。

あの長野オリンピックスピートスケートでも活躍
した「堀井学議員」も登場し・・・この事件を
真摯に受け止め、「1200万円現金のキックバック」
があったことを言及。捜査に協力するとも・・・
さすがスポーツマンであるというべきか・・・・

東京地検特捜部は安倍派の幹部含め、関係議員の
任意での徴収を要請中で、強制捜査の可能性も
あるとのこと・・・・

そして、本当に「安倍派」だけの問題なのか・・
自民党には「岸田派」「二階派」「麻生派」など
多くの議員がいる・・・そして更にいうと・・
自民党だけではなく他の政党も「政治資金
パーティー」は行っている・・・。

もし・・万が一・・・政治の世界に「裏金問題」
が蔓延していた場合・・・私達の生きる日本の
政治に対し信頼が失われ「絶望」が定着し・・・
「希望」が失われる・・・。

岸田総理は「火の玉になって取り組む」と話して
いたが・・・そのまま燃え尽きて・・・・・・・
「灰」にならないよう注視していきましょう。

⇩　そんな日本はどうやってできた？　⇩

日本の歴史わかりやすく解説！日本の歴史を簡単に学べるのはここ。日本史わかりやすく勉強。古事記わかりやすく学ぶ。

日本の歴史を知りたい人、苦手だけど楽しく勉強したい人など読むだけで流れがわかる日本史記事です。一緒に楽しみましょう！

続きを見る