ディズニーと世界史
この地域を750年から500年間支配した
「アッバース家」という一族がいました。
その一族に最盛期の時代をもたらした第5代国王
「ハールーン＝アッラシード」・・・彼がもし
いなければ、ディズニー名作の「アラジン」が
生まれていなかったかも・・・。
な、なんですと！？どこに関係が！！？気になります❗
そうだったのか「アラジンのお話」
ある日、王（ハールーン＝アッラシード）の
部下が突然やってきて、王に言いました。
「王様❗奥様が・・・浮気をしていました。」
王は言いました。
「バカ言うな❗妻はそんな事はしない❗」
部下は王に実際にその現場を見せようと王に
「ある計画」を伝えました・・・。王も部下の
計画に納得し、同行します。
何が始まるんでしょう・・・。
王は妻に言いました。
「妻よ・・・1週間遠征に出かけてくる。
留守の間、王宮を頼むぞ。」
そういって王は部下を連れ王宮をあとにした。
しかし、それは全くの嘘で・・・王宮を出る
”フリ”をして1週間、妻の行動を監視した。
なるほど❗ドキドキ・・・・・・・・・
すると・・・
妻は毎晩、王宮に男を呼び、夜を共にする生活を
送っていた。妻は・・・ガッツリ浮気をしていた。
あっちゃ〜・・・部下の言うとおりだったのかぁ・・・。
王はその場で妻を殺そうとするも、部下に止められてしまいました。
1週間後・・・怒りが大爆発しそうな王は帰宅。
怒りを抑えながら妻に言いました・・・・・。
「愛する妻よ・・・1週間寂しかったろう。
申し訳なかった・・・。」妻も返事をします。
「1週間、あなたを忘れた日などなかったわ。」
この言葉に激怒した王は妻を殺害し、それ以降
王は女性不信に陥ってしまった。
「妻を殺害後・・・」
王はこの日をきっかけに豹変。女性に対しての
恨みは消えず・・・毎日王宮に街の女を呼び
一夜をともにし・・・翌日の朝殺害するという
悪魔のルーティーンが始まってしまった。
王様・・・やりすぎですね・・・・・💦
街の女性が次々に消えていく・・・。部下も
王の行動を止めようと・・「❗やめてください❗
奥様のことはもうお忘れください❗」しかし、
王は全く聞いてくれません。
「黙れ、黙れ、黙れ❗まだ街に女がいる❗
女を早く呼んでこい❗殺してやる❗」なんと
呼ばれた女性は部下のお嫁さんでした。
ダメダメダメ❗❗絶対ダメですよ❗そんな❗
部下はもちろんこれを拒否。自分の妻を王に
渡すわけにはいきません・・・・。それを妻に
相談したところ妻は言いました・・・・・・。
「でも今の状況じゃあなたが殺されてしまう。
私はあなたを守りたいのよ・・・。」
そういって部下の妻は王に内緒で王宮へいき
寝取られた末・・翌日殺されてしまった・・・。
奥さぁ〜〜〜〜〜〜〜〜ん❗(号泣)
その日の夜、部下は王様に泣きながら言いました。
「なんてことをしてくれたんだぁ❗私の妻は・・・
私の妻は・・・❗❗❗涙」
しかし、王は何も変わらなかった。そして・・・
次の女性に招集がかかった・・・。
王宮の身内も殺された・・・。次なるターゲットは誰だと思いますか？
ん〜・・・全然わかりません。一体誰が・・・・。
呼ばれたのは・・・・なんと・・・・
部下の「娘」だった・・・
ダメダメダメ❗それはひどすぎる❗絶っ対だめ〜❗
必死に娘を守ろうとしたがパパやママを守ろうと
娘は勝手に家を飛び出してしまった。
夕方、娘は王宮に到着。王は部下の娘を見て
少しためらいましたが、女は誰として許すことは
できない。やがて決意し、刀に手をとった・・・
ヤバい❗ヤバい❗ヤバい❗
殺されると感じた娘は王様に言いました。
「ちょっと待って❗最後に聞いて❗」
王の手が止まり、娘は話を続けた・・・。
「私はこの後、あなたに殺される・・・。
最後くらい、私の話を聞いて・・・。ママは
あなたに殺された。話を聞いてもらうくらい
良いでしょ・・・。」
娘はそういって王様に母がよくしてくれた
「ある物語」を話し始めた・・・。
その話は少女の心を安らかにさせたのです・・・。
死んでほしくないよ・・・・・・
話を進めていった娘でしたが、いずれ物語は
終わってしまう・・・物語の終わりは・・・
彼女の「死」を意味します。
そこで娘は考えた・・・
その話をできるだけ長く、面白く作り変えながら話をすれば・・・
なるほど❗興味を引くわけだ❗
娘は必死に話を作り上げると、だんだんその話は
面白くなり・・・王様は話に引き込まれ・・・
時間がたつのを忘れるくらいであった。
すると・・・・・夜が明けてきました。
お・・・・そうか・・・・・・・
娘は続けて言いました。
「続きはまた今晩に話してもいい？
必ずあなたのもとに来る。約束よ。」
王は話の続きが気になるので、これを許可した。
そして、約束通りその日の夜に再び娘は王宮を訪れ
物語の話を続けた。また夜があけるまで・・・。
面白い❗そして、娘さん凄い❗すごすぎます❗
王は日に日に娘の物語にのめり込み、もっと話の
続きを聞きたいと思うほどになっていきました。
しかし・・・物語はついに終わりを迎える。
ダメダメダメ❗❗❗
「マズイ・・・殺されてしまう・・・」
なんとか次の新しい登場人物を考え、物語の続きを
話さなければいけないし・・・・王様に
「面白いと思わせなければ・・・」
そこで娘は王様とゆかりのある人物を物語に
登場させ、物語の続きを話すことにした。
国王であるハールーン＝アッラシードは
アッバース朝5代目の王。
「初代国王」は彼にとってはもちろん偉大で、尊敬する人物です。
その初代国王を「アブー・アル・アッバース」と
言います。
娘は物語の主人公にこの名前を使い、再び物語の
続きを話した、
初代の名前を見て気づいたでしょうか？
ん？？？アブー・・・・アル・・・あ！！！！！！
「アラジン」の誕生
ディズニー不朽の名作である『アラジン』は
「アル」と呼ばれる主人公が、猿の相棒
「アブー」とともに悪者を倒す物語。
この名前はアッバース朝初代国王であった
「アブー・アル・アッバース」から取った
名前なんです。
へぇ〜❗❗すごぉぉぉぉぉ❗
これを聞いた王は驚きます。初代国王が娘の
物語に登場し、大活躍している❗他にも・・・
アラビア語で精霊を「ジンニー」、王と仲の悪かった４代目の兄弟「ジャファー」を登場させた。
娘ナイス❗うますぎる❗
娘の話に魅了される王様と、自分の命を
長引かせようと必死に話す少女・・・。
娘の話を聞くうちに王は自分のしてきたことを
反省し、娘の命を助け莫大な褒美を与えたという。
よかったです・・・。ほんとに良かった・・・。
娘は本来なら【一夜】の命だったが
懸命に話を続けた結果・・・その命は
【一千の夜】を越えたと言われる。
実はこの娘が話した物語はアラジンの他に
「魔法のじゅうたん」「シンドバッドの冒険」
「アリババと40人の盗賊」などの物語を話し
【千の夜を超えた】と言われる。
これが有名な【千夜一夜物語】で・・・
別名を『アラビアン・ナイト』と言います。
お〜❗❗聞いたことがあります❗面白すぎる❗
アラジンを含むこの物語は、1人の女の子が
「家族」を「国」を・・・・・そして何より
「自分の命」を必死に守るため作った物語
だったのです・・・。
めっちゃ楽しぃ❗学ぶことは楽しいです🎵
王はその後改心し平和な国づくりをした・・・
そうな・・・・。
娘の気持ちになって物語を読んでみると
また違った世界がみえるかも・・・
⇩ 子供の本でもナメちゃいかん❗ ⇩