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中国史の覚え方【古代中国王朝「東周」】
今から約2.800年前・・・中国には
今日お話する「東周」の前に
「周」という王朝が存在しました。
中国はとても領土が広いので、周は
【封建制度】という血縁関係で国を統治する
画期的なシステムを始めました。
各地に王として親族(血縁関係)を配置する。赤の他人よりは信用できます❗
この周ですが、あることをきっかけに
「東周」に王朝名が変わってしまった。
ちなみに日本の「年号」。これはどのようにして変わるかは知っていますか?
天皇陛下が亡くなったらですか?
その通り。「天皇の崩御(死去)」
したがって・・・天皇崩御がないまま
「令和」に変わったのは異例なのです。
話を戻しましょう
「東周」になぜ変わったのか。
それは「とある夫婦」がきっかけでした。
その物語がめちゃんこ面白い❗
昔々、周の時代に「幽王」という王がいた。
(皇帝という言葉は「始皇帝」から使い始める為、
まだ王です。)
「皇帝」という言葉は「始皇帝」から使い始める為、まだ「王」です。
⇩ 「歴史秘話:始皇帝」は ⇩
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【世界史の窓】超わかる!中国歴史人物「始皇帝」中国歴史ドラマや中国歴史書でもおなじみ〜わかりやすい年表〜
「キングダム」では吉沢亮演じる役がこの【始皇帝】中国4000年の歴史の中で世界で初めて巨大帝国の国家に君臨した男。始皇帝のおもしろ秘話。
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⇧ ま、まさかあの言葉の由来が ⇧
「幽王」には愛する妻がいて、仕事より
妻といる時間を何より大切にしていた。
政治よりも妻。国民よりも妻。妻。妻。
凄くラブラブな夫婦だったんですね❗
妻にぞっこんの幽王ですが、妻に対し
1つだけ「直してほしいところ」があった。
妻はきれいだし、スタイルもいい。
他の男にも興味がないんだけど・・・
「でも、ここがちょっとなぁ・・・」
という不満がたった1つ。
みなさん想像しましょう。なんだと思いますか?
完璧な女性なのに・・・暴力を振るうとか??
実はこの奥さん・・・・「全く笑わない」
凄くきれいで、スタイルも抜群だけど
「全く笑わない」んです。
嬉しいことがあっても無表情・・・
幽王は、彼女の笑顔を見たかったが
結婚生活の中で1回も笑わなかった。
幽王はとても不満だった・・・
中国史の覚え方「幽王焦る大事件」
ある時、周を巨大地震が襲った❗
大地が揺れ、草木が倒れていく・・・
幽王はこの地震を「外敵の侵入」と判断。
狼煙(のろし)を上げました❗
狼煙(のろし)とは、空まで煙をたき、周辺の仲間に「敵襲を知らせる行為」のこと。
先程も説明した通り、当時の周は
「封建制度」が確立した時代で
周辺地域は「幽王の血縁者たち」が
統治しています。
お〜❗それならすぐ来てくれるから安心ですね❗
狼煙(のろし)を見た周辺のリーダー達は
「幽王様がやばいぞ!!!」と、すぐに
幽王のもへに駆けつけ、敵襲に備え武装。
敵を待った・・・・
「・・・・まだか。」
「・・・・こないな・・・」
「・・・まだ?・・・・・こないの?」
もちろん地震なので、敵襲はありません。
待てども敵は来ないし、地響きは収まり
幽王は言いました。
「あれ?これ・・・地震かな?
敵襲と間違えた・・・ごめんみんな❗」
駆けつけてきたリーダーたちは
「ちょっと幽王❗遠くからきたのに
勘弁してくださいよ〜❗笑」
と屈強な男たちがわちゃわちゃした。
その様子を見た妻が・・・
「(クスッ・・・・w)」と笑ったのです❗
幽王は「つ・・・妻が笑った!!???」
と大騒ぎ❗しかし、すぐ妻から笑顔が消えた。
しかし・・・・その笑顔が・・・・
めちゃくちゃキレイだった。
恥ずかしそうにして口に手をやる仕草が、
可愛いのなんの。幽王は妻のことをもっと
も〜っと好きになっちゃうんです。
ずっと笑顔を見てなかったんですもんね❗それはたまらない❗w
そして幽王はこう思います。
「また妻の笑顔が見たい。どうしよう・・・。」
でもだめだ。そんな事したら迷惑だよな。
だめなんだけど・・・だめなんだけど❗
幽王は、この後どんな行動に出ると思いますか?
ま・・・・・・まさか・・・・!?
やってしまうんです。
何も起きていないのに・・・
狼煙(のろし)を上げてしまいます。
各地のリーダーたちは
「また敵襲か!?今回はゆれていない。
本当に幽王が危険かもしれない❗❗」
となり、再び集結し、敵襲の準備に入った。
しかし、またもや待てど待てど敵は来ません。
幽王は言いました。
「ごめん❗部下が間違えてしまってね❗
すまんすまん❗集まってくれたのに❗」
と・・・
リーダーたちも
「またですか!?も〜勘弁してくださいよ❗」
そんな状況の中で、そっと妻を見てみると
「(クスッ・・・・・w)」
幽王は「(きたぁ〜❗かわゆぅ〜〜❗)」
となります。
幽王は「クセ」になり、定期的に狼煙(のろし)をあげるようになってしまった。
もう皆さんなら予想がつきますね?
周がなぜ東周となったのか・・・
面白い話!流れがわかる日本史【東周へ】
ある日事件が起きます❗
幽王のいる周で、地震ではなく
明らかに何万頭の馬の足音の
地響きが聞こえました❗
本当に異民族(【犬戒】)が
侵入を開始してきたのです❗
幽王は慌てて狼煙(のろし)をあげます❗
「みんな❗やばい❗❗本当に敵が来た❗
殺される❗助けに来てくれ❗」
しかし・・・・・
狼煙が上がるのを見た周辺国家の
リーダーたちは言いました。
「まったく呆れた王だ。
また奥さんの笑顔が見たいのか・・・。
行くわけ無いだろ。全く・・・。」
こうして誰もくることはなかった・・・
そして、簡単に周は滅亡し
周が東へ遷都することになってしまった。
【世界史の窓】「東周」の誕生!
その後、異民族の犬戎は
次々と中国内陸に侵入を図ります。
しかし、途中で退散していきました。
え?早くないですか?なんで帰っちゃったんですか?
【生活環境が違いすぎたから】です。
モンゴルは農耕文化も、米文化もない。
自分たちの生活環境に合わず
自分たちの領土に返っていった。
ほら、アメリカのジャンクフードは日本人の生活環境には合わないでしょ?
たしかに、「お米」が食べたくなりますね。味噌汁とか・・・。
こうして心がバラバラになった中国を
1つにしようと動き出し・・・
それを達成させたのが
「始皇帝」ということになります❗
今日の話、どこかで聞いたことが?
『オオカミ少年』や『羊飼いと狼』
という物語です。
『イソップ物語』の中の1つ。
羊飼いの元気な男の子が
「狼がきたぞー❗」と嘘を言って
村の人々を困らせていた。
そして、本当に狼がきたときに
少年の言うことを誰も聞いてくれず
村人全員食べられてしまった。
というお話。
これは、日頃から嘘をついていると
いざ本当のことを言ったときに
信用されなくなる。
人は常に正直に生きることで
信頼を得ることができる。
という教訓を話した物語です。
アニメ「ONE PIECE」にも影響を与えた。
それがウソップの名シーンです。
ウソップの名前も『イソップ』から。
毎朝「海賊がきたぞ〜!」と
村の人に叫び困らせていた。
そんな中、本当に海賊が上陸し、
村を襲おうと計画した。
これをルフィ率いる麦わら海賊団が
返り討ちにし村人は海賊に襲われずに
すんだというお話。
印象的なのが・・・
海賊を撃退した後のコマで村人が
「ウソップはこないのか?」
「来ないと朝がきた気がしないぞ❗」
「なんかちょっと寂しいな・・・」
と言っていて、心が凄く温まります。
嘘をたくさんついていると
信用はされないかもしれませんが
なにか気になる存在には
なれるのかもしれません。