仏教とは

まず最初に確認です。
「仏教は中国で始まり
日本に伝来した。」
これは大きな間違いです。

仏教の誕生

誕生地は「インド」
意外でしたか?
実は仏教の始まりはこの
「インド」なのです。
「アーリア人」の存在

地図を見るとわかるように
北以外は
「海で囲まれている」
更にその北には「ヒマラヤ山脈」がある為
敵の侵入を受けにくい地形であった。
そこに峠をこれ、侵入したのが「アーリア人」
彼らは先住民の土地を奪い
インドに定住
自らの持つ”独自の文化”を発展させた。

独自の文化「ヴァルナ制度」

「身分制度」(=ヴァルナ制度)だった。
祈祷などの祈りを捧げる「司祭者」が
「軍人」「王」よりも権力を持った。

司祭者を「バラモン」と呼ぶ。
これがインドで誕生する宗教
「バラモン教」です。


この身分制階級宗教である「バラモン教」に対し
ある男が異論を唱えた。
「みんな平等であるべきじゃん?」って。

⇩ キリスト教誕生をわかりやすく ⇩
「みんな苦しみの中で生き抜いているんだ
生きるのも死ぬのも苦しい。
人間は苦しみの中で生きている。
この苦しみから解かれるためには
しっかりと修行(悟りを開く)することが
大切なんだよ。
そうすれば苦しみを
取り除くことができる・・・。」
と伝えた男が・・・
「ブッダ」(=釈迦)

このブッダの教えは
「王侯」「武人」「庶民」階級に
みるみると広まった。
そして皆が自分自身と向き合い
祈り、考え、見つめ、行動した。
悪い考えを持ったら、すぐに見つめ直す。
苦しみから逃れるため懸命に苦行をした
ブッダの姿勢を思い浮かべる。
そして人々は「ブッダ」を形どった
石像や木像(仏の像)に祈り自己を見つめた。
これが仏教の始まり。

ブッダの死後、一気に拡大した仏教
自己を見つめ
行動を見つめ
考えを見つめる。
こうした仏教の考え方は
善き行動を生む。
インド初の統一王朝の王は
「仏教」を国教とした。

自分だけじゃなく
他人にもたくさん良いことしていかない?
そうすれば
国も
世界も
家族も
友達も
親戚も
そして自分自身も・・・
みんなが救われる。
と「自らを見つめる仏教」を見つめ直し
「全ての人を仏教の力で救おう」
とした王が「ナーガールジュナ」

大乗仏教

自分だけではなく
全ての人の苦しみを取ってあげよう。
この思考が中国へ伝来し
中国で爆発的なヒット❗

仏像・大仏に祈りを捧げることで
国の平和を
国民の平和を
願った。

たしかに・・・
その後のインドは多くの新興勢力に
侵入を受けます・・・。
たくさんの文化、人種が入ってきて
インド仏教は衰退していきます。
すると・・・インドの人々は
「かつてのバラモン教を
なんとか復活させないと・・・」
と動き出し・・・
バラモン教をもとに
各地域に根強く残っていた信仰を融合させた
ヒンドゥー教を誕生させたのです。

三大宗教仏教の誕生
さぁ、最後の【イスラム教】のお勉強もしましょう❗
「キリスト教」
「仏教」
の成立過程を理解し
「イスラム教」を加えることで
「三大宗教」
という1つのレールに乗ります。
歴史の全てはつながっている
⇩ イスラム教と三大宗教 ⇩