中国・香港・台湾がなぜ揉めているのか。
その歴史を紐解いていきましょう
中国と台湾と香港の歴史

中国は1644年から1912年まで
「清」という帝国を築いていた。
その時、中国と台湾は一緒の国でした。
なのになんで揉めてるんですか?


分かりやすく解説していきますねまずは歴史を知りましょう
その清王朝、最後の皇帝「宣統帝溥儀」
彼を含め国民は「清王朝はもう長くない。」
と感じていた。
え?なんでですか?


1840年のアヘン戦争や1894年の日清戦争で大ダメージを受け、弱い国だということがバレちゃったから。
新たな中国を作るため、清朝政府を
倒そうと動き出したのが・・・
「中国国民党」と「中国共産党」

現在の中国の政権は「中国共産党一党独裁」。他の政党は消えました。
中国国民党は「民主化」を掲げ、新たな中国を
作ろうと考えた。
一方の共産党は近隣国「ソ連(共産主義)」
のバックアップをうけ、新しい中国を
作ろうと考えた。
ソ連のバックアップは強大で国民党は敗戦。

負けた国民党が【台湾】へ逃げたのです。
ふむふむ・・・なるほど。もとは同じなんですね

勝利した共産党が中国本土に残り、
「清」に変わる新国家である
「中華人民共和国」を成立させた。
国民党は逃げた台湾で
「中華民国」を成立させた。
もとは1つの国だったのに分裂しちゃった。そりゃ喧嘩するか。

その中華人民共和国の建国の父が「毛沢東」
ソ連をモデルに次々と政策を実施するも
立て続けに失敗した。
この状況をすべて解決した男が「鄧小平」

彼について知れば「中国の今」がより見えてきます。
彼は言いました。
「共産主義でも、資本主義でも
国民が幸せならどちらでもいいよ。」
彼が取り入れたのが「社会主義市場経済」
つまり・・・
表向きは共産主義の一党独裁だが・・・
共産主義では”絶対に”豊かにならないので
市場は「資本主義」を導入する。
という政策でした。
こうしてどんどんと民主化する
中華人民共和国でしたが・・・
貧富の差は著しく顕著になった・・・。
実際の中国は資本主義経済なんですね

こうした中で、鄧小平に対して
反対意見を持った人たちが
天安門広場に集合し、抗議運動を行った。
鄧小平は軍で鎮圧し、多くの死傷者をだした。
これが「天安門事件」

鄧小平の手腕で中国の経済は
一気に世界に追いついた。
そして、現在は習近平がリーダー。
「社会主義市場経済」で国家運営してます。
彼は一体何をするのか・・・。
親日国家「台湾」について

台湾に逃げた国民党党首「蒋介石」
最初の統治は大ピンチの連続でした。
それまでの台湾はこの蒋介石が来るまで
実は・・・日本政府に統治されていた。

日本は台湾をとにかく「近代化」。「インフラ整備」「教育」「政治」「国家運営」を手厚く行っていました。
なぜそんなに手厚く?植民地なら、奪って、奪って、搾取すればいいのに。

手厚くした理由は・・・
日本の初めての「植民地」だから。
反乱なんて起きてほしくないし
今後も関係性を築いていきたい。
しかし・・・第二次世界大戦で日本は敗戦。
日本は台湾支配から退くことに・・・。
そうでしたね日本史の方でも流れがあるので、すごくわかります。あ、コレですね

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この日本が抜けた台湾に
中国共産党に負けた蒋介石がやってきた。
彼は日本が作り上げてきた財産を・・・
すべて奪ってしまったのです。

台湾の人は大激怒「なんでそんなこと
日本の支配のほうが良かった
」ってね。
こうして始まったのが二・二八事件。
(蒋介石の軍に鎮圧されてしまった。)
だから台湾は「親日国家」なんです。
なるほどそれが理由なんですね

さて・・・台湾は悩みます・・・
台湾出身の優秀な人はいないのかって。
たしかに・・・蒋介石は「中国の人」でしたもんね

ここで「李登輝」が登場
この「李登輝」は2020年8月12日
お亡くなりになりました。
「李登輝」さんは生粋の台湾人。
彼は台湾に新たな政党を作ろうと動き
作られた政党が「民進党」です。
いつか中国に戻りたい気持ちがあり
中国に未練がある「国民党」と
自分たちの国に愛がある
中国には一切未練などない「民進党」
台湾はこの2大政党が成立した。
台湾は2016年から
民進党党首の蔡英文さんが就任しています。

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