


一国二制度について
- 「一国二制度」とは
- 「一国二制度」と香港
- 「一国二制度」と台湾
- 「逃亡犯条例」とは
- 「逃亡犯条例改正案」とは

一国二制度とは

この制度は「香港」で施行されている制度。





このときにイギリスは言いました。
「いきなりイギリスの法律から
中国の法律に変わるのは大変だよね・・・。」
さらに・・・
この香港島で働いていた人々も言います。
「いや〜・・・困りますよ・・・
せっかくイギリスさんのおかげで商売できていたのに・・・
明日から中国ですか!!!?勘弁してくださいよ〜💦」
ん〜〜〜〜・・・じゃぁ・・・

「もうイギリスは香港から離れるけど・・・
今すぐに中国とは一緒にしないから
50年間は香港のことは香港の人が決めて🎵いいね?
もし、不安なことがあったらもう中国に聞いて❗じゃっ❗」
と・・・。




1つの国の中に・・・
まるで・・・
もう1つの国があるような制度。
それが・・・
「一国二制度」
ということです。

一国二制度と香港

その香港は・・・
中国から独立した「特別行政区」として
独自の政治
独自の立法
独自の司法権を所持していた。


中国では決して認められない
「中国政府(共産党)への批判」も・・・
「言論の自由」がある香港では「可能」なんです。
なんと・・・独自の通貨まである。





一国二制度と台湾

もちろん台湾は
香港と中国の関係を注視しています。
香港の自由が奪われれば
次なる標的は「自分たち」・・・。
受け入れることなどサラサラ出来ません。


逃亡犯条例

香港・台湾を揺るがす事件が起きた。
それが・・・
「逃亡犯条例改正案」の提出

「逃亡犯条例」から話をします。
内容は簡単で・・・
「事件の容疑者は
条例を締結している国同士、身柄を引き渡すことができる」
という内容。

例えば・・・アメリカの自由の女神の下で
香港の人が・・・
「香港の政府ってね、最悪だよ!
仕事しないし
税金上げるし・・・
なにが独自の自由の国だよ!
くそったれ!!!」
って批判運動をしたとしましょう。

その香港人は香港から飛行機でアメリカへ行き
香港批判をしているわけですから・・・
残念ながら「逃亡犯条例」により
香港に身柄を引き渡され、罰せられます。

ところが・・・
当時の香港と台湾には
その引き渡し方の「ルール」がなかった・・・。

そうなんですよ。
なので・・・
もし香港人が台湾で批判運動をした場合・・・
何万人規模に拡大しても・・・
主犯格の身柄はそのまま。
香港政府は
「台湾さん・・・
なんとかなりませんか?その運動・・・💦」
って言うしかなかった。

実はこの「逃亡犯条例」・・・
香港は「中国」とも結んでいませんでした。

そこで、ある事件が起きてしまうんです・・・笑
それが台湾で起きた
「殺人事件」でした。
逃亡犯条例改正案とは

台湾に旅行に行った香港人カップルの男性が
旅行先で口論になり・・・
彼女を殺してしまった。

その男性が香港の人で
彼は台湾ではなく・・・
帰国した「香港」で逮捕された。
もちろん犯人は、現場検証がありますので
殺害現場である「台湾」へ引き渡す必要が出てきた。



「逃亡犯条例」の改正が行われようとした
まさにそのときっ❗
中国が、ここに介入してきたのです❗

「香港は中国の一部である。
香港のリーダーは、我々の共産党員からなる
指名委員によって選ばれたのだぞ!
よって!!!
香港の代表は中国の代表でもある!
改正案はこの中国が決めようではないか❗」
とね・・・

そして・・・改正案が出された。
この内容に香港は大きな衝撃を受けます❗

「香港・台湾、互いの要請があれば
引き渡しを可能とする」
となれば全く問題はなかった・・・

ところが、その改正案は・・・
「中国・台湾、互いの要請があれば
引き渡しを可能とする」
となった。
これに香港は
恐怖と憤りを覚えたのです。

この改正案が通れば・・・
香港の自由はほぼなくなる!

中国に送還され、
処罰を受けてしまうことになる・・・
さらにいうと・・・
中国政府が気に食わない一般人に
なにか口実を付け・・・
容疑者とみなしたのならば・・・
誰しもが中国に送還されてしまう!!!

「嫌なものは嫌!!!」と言えていた。
しかし!
この改正案が可決されたら・・・
香港の人は・・・
なにか少しでも共産党批判をすれば
中国に送還され、処罰。
別に何もしていないのに
ちょっとでも中国に目をつけられたら・・・
人生が終わります。
つまり・・・
香港が完全に中国の支配下となってしまう。

こうして香港のひとたちが
「ちょっとまて〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!」
と大規模デモを行っているんです。
これが逃亡犯条例改正案に対するデモです。
この条例改正案は完全に撤回されました・・・
しかし・・・
中国共産党はさらなる攻撃を香港にしてきたのです・・・
それは2020年5月のことでした・・
今後の中国、香港、台湾・・・
大注目です。