かつて日本を揺るがしたニュースとなった
「検察庁法改正案」&「裁判官定年問題」
をご存知ですか?
あったような・・・なかったような・・・
全てこの私におまかせを❗❗
【りょうぶろぐ】ではどこよりもわかりやすく
ニュースを徹底解説。今回のテーマは・・・
内容はコチラ
【わかるトレンド】検察庁法改正案について
2020年5月は毎日のようにニュースで話題となり
「#検察庁法改正案に抗議します」という
ハッシュタグでの抗議が2日で500万件に達した。
そして5月21日、渦中の人物が「辞任」を発表。
内閣にとっては「メリットなし」の大問題と
なってしまいました・・・。
要は・・・検察官の現在の定年「63歳」を「65歳にしよう問題」で大揉めした。
なぜ多くの人が抗議を?検察官の定年が65歳になるのはいいことでは?
今まさに検察官の定年が引き上げられようと
していて・・・2023年に「64歳」2025年には
完全に「65歳」になることが決定しました。
それがなぜ大問題になっているのか・・・
【わかるトレンド】定年とは?
一般的に定年は「65歳」ですね?
1998年は「60歳」でした。
この「65歳」という年齢は「高年齢者雇用安定法」
という法律に定められています。しかし・・・
企業の中には65歳未満に定年を設定している場合
があります。
この場合は特定の3つの措置のどれかを導入
しなければ「法律違反」となってしまいます。
その3つの【特例措置】の内容は・・・
①「継続雇用制度の導入」(現:80%の企業)
②「定年の引き上げ」(現:15%の企業が導入)
③「定年制の廃止」(残りの企業)
「継続雇用制度の導入」が多いのはなぜだと思いますか?
う〜ん・・・・・・
一度定年で”退職”という形を取り、”再雇用”という
形で採用すれば「正社員」ではなくなります。
つまり、雇う会社側は再雇用した人に今まで通りの給料を払う必要はなく、経費削減ができる。
さらに・・・「1年更新の雇用形態」にすれば
会社もある意味で「使いやすくなる」。
そうか❗同じ人を「安い給料」で雇えるんですね❗
そのとおり❗では話を続けます・・・・・・。
【わかるトレンド】検察官とは?
皆さんは【検察官】という人たちが
どんな仕事をしているか知っていますか?
ドラマで言うと、木村拓哉さん主演の「HERO」
”久利生検事”は検察官です。
⇩ 名作ドラマが【無料】でみれる❗ ⇩
あれ?検察?検事?は一緒ですか???
いい質問❗これは「学校の先生」で例えてみるとわかりやすい。
「検察官」は”大きなくくり”で・・・「検事」は
その中の”役職”を指します。先生で例えると・・・
「教諭」という”大きなくくり”のなかに「学校長」
や「教頭」「学年主任」などの”役職”がある。
というイメージです
なるほどなるほど・・・。
検察官の中の”役職”として上から偉い順に・・・
「検事総長」⇨「次長検事」⇨「検事長」
(HEROでは検事長は角野卓造)そして「検事」
と下っていく。キムタクは「久利生検事」
という順番です。
この人たちの定年を「63歳」から「65歳」に引き上げるのがなぜ問題になっているのか。
【わかるトレンド】検察庁法改正案
日本には【検察庁法】という法律があって
この法律では先程の検察トップ「検事総長」の
定年を「65歳」としています。そして・・・
その他の検察官の定年は「63歳」と決めている。
当時の検事総長(稲田っち)は2020年8月で
任期2年の満了を迎えることになりました。
なので・・・8月に新たな検事総長を決めなければ
いけませんよね?
そうですね。普通のことです。
そして当時の政権与党(自民党)には安倍首相に
ベッタリで内閣ナンバー2だった【菅官房長】
にもベッタリなお気に入りの検事長がいました。
名前を黒川弘務検事長(黒川っち)と言います。
「検事総長」ではなく「検事長の黒川さん」ですね。
そう。そして彼は2020年5月に【辞任表明】をしました。
上の図のようになります。
この右側の黒川っちが、2020年2月で63歳になる。
検事長は「63歳で定年」は検察庁法という法律で
決まっている。「国家公務員法」という「一般法」
に基づき成立した法律で決まっている。
これを政権与党の自民党はどうしたんですか?
この検事長の定年を63歳ではなく「65歳」に
伸ばそうじゃないか❗と「検察庁法改正案」を
出したんです。
「定年を伸ばすこと」がなぜ大きな問題に?教えて下さい❗
これで何が起きるか・・・
与党お気に入りの検事長黒川っちは、この改正案が
成立すれば定年が「65歳」になるので・・・
2020年8月の現在の稲田っちの任期が終われば
後継者として確実に名前が上がります。さらに❗
政権与党にベッタリな黒川っちですから、次の
検事総長になるのは【確実】といっていい。
自民党はゴリ押しするに決まっています。だって
自民党の言うことを聞く黒川っちが・・・・・
検察のトップになるなんて最高です❗
これに野党が「ちょっ・・・待てよ❗(キムタクだけに)」と。
この「検察庁法の改正」は明らかに自民党の利益を
考えた改正だ❗と抗議をした。でもね、そもそも
こんなに簡単に法改正をしていいのでしょうか?
しかもお気に入りを出世させるために・・・
法務省トップの森っちもこの「改正案」を承認
してしまっているのでこれから超大変・・・。
だってこの改正案・・・別に今変える必要がないし
黒川っちじゃなくても、しっかりと人事調査して
採用面接して、より優秀で人望ある人がいたら
その人を「検事長」にしたほうがいいんじゃ?
たしかにそのとおりですね・・・・。
そして1番言われていたのが・・・なぜコロナが
拡大している真っ最中にそんな話をしてるのか。
ここなんですよ・・・。ここ。
更に問題となっているのが・・・
この黒川検察長(通称黒川っち)の63歳定年は
「国家公務員法」という「一般法」から採用し
「検察庁法」という「特別法」から作った内容。
63歳定年は「検察庁法」で決まっている。
つまり「検察庁法」と「国家公務員法」では
効力が強いのは明らかに・・・
【検察庁法】なんですよ❗強いんです。
この法律を変えるのもめちゃくちゃ大変なのに
コロナ禍真っ最中の自民党政権がたった一言
「変えますよ。いいですね?」
これだけで定年を65歳に引き上げるのは明らかに
「おかしい」。だから野党は「ちょ待てよ❗」と
いいました。
確認ね。今変える必要はある?65歳に引き上げる理由はなんでしたか?
国民のためでも、コロナ収束のためでもなく、自分たちの言いなりを「早く」検察のトップにすること❗
そう。政権が口出ししやすい人物を検察のトップにしたい。コレが理由。
野党は追求しました。しかし与党である自民党
はなんて言ったと思います?
「あ、国家公務員法は、そういう意味で作成した
わけじゃなくてね。てかそもそも検察長は一般の
国家公務員だからね❗ごちゃごちゃ言わないの。」
といいました。
ん?
「なんで提出物出さなかったんだ❗」と先生が
いったら・・・・言われた人が・・・・・
「出すの今日までだと思ってました〜。」という
こんな会話のように聞こえます。
更に・・・
「じゃぁ・・・63歳で役職はなくそ❗でも・・・
もし内閣が承認したら、役職を65歳まで伸ばせる
ようにしましょう❗」という内容を盛り込んだ。
なんかやばそうですよ???
さらにです・・・・・
【勤務延長規定】もいれ「68歳」までの
「役職延長」も盛り込んだのです。
これが成立すると政権が検察の人事に口を出せる
ようになり・・・さらに・・お気に入りの人を
内閣1つの承認で68歳まで引き伸ばせてしまう。
そうなると検察庁法存在する意味はありますか?
存在する【法律】の威厳がなくなる。
そう簡単に変えられちゃうとたしかに・・・・
「与党よ・・・それを今議論し、採決しなきゃ
いけないんですか?」ということ。
国民がコロナウイルスと戦っているのに・・・
日本政府は何と戦っているんですか?
国民は皆戦っている・・・学生だって子供だって
コロナで教育機会が奪われ仕事をなくし、家族を
なくし、友人をなくし苦しんでいる人が沢山いる。
活動自粛要請を守り、ストレスが貯まり、我慢し
耐えしのいで、少しの幸せを感じながら生きる。
政府よ・・・今じゃねぇだろうが❗❗❗❗❗
大切なのは人事なのか?法改正なのか!?
お気に入りを出世させることなのか!!!?
みなさんコレが今の日本なんです。これがいまの
政権なんです・・・。
でも、この人たちを選んだのは私達国民なんです。
だから選挙は大事なんです❗国民も目を覚ませ❗
Twitterでも2日で「500万件」の抗議があった。
みなさんはどう感じますか?
そして・・・2020年5月21日のこと・・・
その黒川っちはコロナでの緊急事態宣言期間中
「自宅で賭け麻雀」という情報を週刊文春が報道。
それを事実だと本人が認めました。そして・・・
「ねぇねぇ、黒川っち。検察長、やめるってよ」
黒川さんは【退職】しました。もちろん退職金
なんて、税金で支払われませんよね?お金に
困っていて、1日1日のギリギリの生活に困る
「国民」と・・・
賭け麻雀して「ごめんなさい」といっている
「1人のおじさん」と・・・
国はどちらを笑顔にさせるのでしょう。
これが検察庁法改正案についてでした。