ギリシャ神話とは

この世を作ったのは
一体誰なのでしょう・・・。
人なんでしょうか。
神なのでしょうか。
はたして・・・・
宗教誕生の記事で
神がこの世の全てを作り出した。
という話をしました。
⇩ 世界最古の宗教について ⇩
その「神」はどのように誕生したのか
全ての始まり「神の誕生」
それが書かれているのが
「神話」

⇩ 古事記をわかりやすく解説 ⇩
ギリシア神話の誕生

「神」については漠然としていて
どのように生まれたのかは全くわかっていなかった。
しかし、この「ヴィーナスの誕生」など
よりリアリティを追求した「ルネサンス時代」で
一気に神々が具体化します。

この絵はみんな神。
右側の神は
「やだ!ヴィーナス服着なさいよ!!!」
ってなってますね笑
左のチャラ男が「ふぅ〜っ!」と息をかけ
服を脱がせたのでしょうか・・・想像が膨らみます。
彼ら神がどこから生まれてきたか・・・
それが書かれているのがギリシャ神話。
ギリシア神話【神々の物語】

神の始まりは・・・
「カオス」(=混沌)
天も地も・光も影も混じり合い
ぐちゃぐちゃな状況があった。

このぐちゃぐちゃな世界から抜け出したのが
大地の女神「ガイア」
天空の神「ウラノス」
男女それぞれの神で、
ウラノスは神歴史の初代の神。
のちに3人の子供が生まれた。
しかし、そのうちの長男・次男は化け物だった。
「ウラノス」はその2人を地底に閉じ込めた。
嫁の「ガイア」は旦那の行動に納得がいかなかった。

3番めの子供は「クロノス」
クロノスは母ガイアに言った。
「ひどいパパだね。兄ちゃんたち2人を閉じ込めて・・・。
僕がパパを倒す❗」
と父親を失脚させました。
クロノスは死にそうなパパウラノスに言われます・・・
「親不孝者❗お前もいずれ子供に全てを奪われるぞ・・・パタッ」
こうしてパパを倒したクロノスは
2代目の神として就任。
無事に結婚もし、6人の子にも恵まれます。

長男が「ハデス」
次男が「ポセイドン」

そして末っ子6人目の子供が
「ゼウス」
ここまでを家系図にまとめてみました。

実はゼウスの兄や姉はパパ「クロノス」に
全員飲み込まれちゃったの・・・。

理由はこうです。
クロノスは父親ウラノスを殺害する寸前に
「お前もいずれ・・・子供に全てを奪われる」
と言われましたね?
この言葉が常に頭に残り、恐怖となって、生まれてすぐ
5人の子供を飲み込んでしまっていた。
だからゼウスは一人っ子。


そして、ついにゼウスが大きくなり
行動に出ます❗
ゼウス(息子)
「母ちゃん・・・パパをどうしたらいい?手伝うよ!」
レア(母親)
「きっと子どもたち5人ともお父さんのお腹にまだいると思うわ。
だからこれをお父さんにばれないように飲ませて。多分全部吐くわ。」
と毒薬を渡し、ばれないようにクロノスに飲ませます。
毒薬を飲んだクロノスは・・・
「なんだぁ!?・・・うぉ・・・気持ち悪く
・・・オエェ〜!!!!!」
お腹の中にいた5人の兄弟が
次々と口から吐き出されたのです❗
ハデス「・・・ぷっはー!シャ場の空気〜!!」
ポセイドン「・・・やったー!外だー!!!」

ゼウスは母レアに言われます。
「ゼウス、あなたの力になってくれる人がまだいるわ。
今ね、お父さんの兄弟たちが
地底に閉じ込められているのよ。
助けに行けば絶対に仲間になってくれるわ❗」

「ゼウスくん!助けに来てくれたの?よし!弟を一緒に倒そう❗」
みたいな感じ。
助けてもらったお礼に「イカヅチ」(=雷)の力を与え
さらにゼウスの兄弟にも力を与えた。
ハデスは”冥界の神”として【闇の力】を
ポセイドンは”海の神”として【三叉の槍】
を与えられた。

兄弟たちは
父クロノスを見事倒した❗
しかし・・・
「よくもやってくれたわね・・・
私の息子を・・・返しなさいよ❗」
ここで「ガイア」が登場
ゼウスから言うと・・・
「ば・・・ばあちゃん!!!!!」

こうして最高神ゼウスが3代目神として就任。
すべての力を手に入れ全能なる神と言われた。
こうしてゼウスは全てを手にいれ
生活も安定した・・・。
彼はこのあと何をし始めたかというと
「女遊び」
ゼウスは無類の女好きです。

ヘラという奥さんはいましたが
女遊びが盛んなゼウスは
「メティス」という”思慮の女神”と子供を授かった。
その子供が「アテナ」(=戦の神)
彼女はその実力から後に出世をし、
神々ベスト12に選ばれる。
この12神が「オリンポス12神」
ギリシアの首都”アテネ”は
彼女の名前から来ています。

ヘラはギリシア語ではヘラですが
英語名では「ジュノー」・・・ヘラは「結婚の神」
全世界では1月〜12月で一番結婚が多いのは
何月だかしっていますか?
答えは「6月」

ギリシア神話【ゼウスから生まれた神々】
まずは1人目”造形の神”「プロメテウス」
彼はパパであるゼウスにとても嫌われていて
いつかパパに殺されると思っていた。
そこで、プロメテウスは弟に
「俺はもう長くない。パパから何かしらの贈り物がきたら
それはきっと罠だから、絶対触れるな。いいね?」と伝えた。
そんなある日、弟のもとに
めちゃくちゃキレイな女性が送り込まれてきた。
その美貌に取り込まれ弟は彼女と結婚。
その女性は大事そうに1つ「箱」を持ってきた。
女性は言います。
「あなた・・・この箱は開けちゃだめ。絶対に・・・」
しかし、弟はその箱を開けてしまった。

箱から次々と【災い】が飛び出し
世界中にひろがってしまった❗
必死にその箱を閉じたが
1つだけ箱の中に残ってしまった。
最後に箱に残ったのが・・・
「希望」だった。
我々は、多くの災難を希望を持って
生きなければならなくなった。
この箱を持ってきた女性の名前を・・・
「パンドラ」

2人目”豊穣の神”デメテル
ゼウスの兄ハデスは言いました。
ハ「ゼウス・・・俺・・・恋しちゃった。」
ゼ「ウッソ!?誰?・・・・
え?俺の浮気相手デメテルの娘ペルセポネちゃん!?」
ハ「そう❗いつも穀物育ててる献身さが可愛くて❤」
ゼ「俺がキューピットになるよ❗」
ハデスは自分のいる冥界(地獄)に
ペルセポネを招待し、こっそりデートをした。
それがペルセポネの母デメテルにバレ
デメテルは激怒❗
「早く帰ってきなさい❗冥界なんて危ない所いっちゃだめ❗
え?ハデスさんからお菓子をもらって食べた!?
冥界の物食べたら現世に戻れなくなっちゃうのよ!?」
ペルセポネは涙ながらに言います。
「でも・・・ちょっとしか食べてない・・・」
母デメテルは続けて言います。
「そのちょっとがいけないのよ❗
三分の一くらい食べちゃったのね・・・
その分、冥界に行かなきゃならないの❗(泣)」
こうしてペルセポネは
1年の数ヶ月ほど冥界に行くことになってしまった。
この期間母は心配で心配で
農場の神なのに農作業どころではない・・・
これが「豊作と不作」のはじまり。
デメテルが悲しむ間は
作物が取れない。
このように現代に存在する全ては
「カオス」から始まった。
こうした神様の物語がたくさん書かれているのが・・・
さて、この全能なる神ゼウス。
彼はたくさん浮気をし
子作りしました。笑
神とも子作り
神が生み出した人間とも子作り・・・

その子どもたちは
「神」と「人間」の”ハーフ”
その子どもたちが
歴史に名を残す英雄として
歴史に名を刻んでいくのです・・・
続き・・・気になりますよね?
⇩ 神々の物語の続きは ⇩