「人生を生きること」「仕事をすること」
「食べること」「寝ること」・・・
毎日同じことの繰り返しでつまらない。
と思ったことはありませんか?
こうした苦しみは
今始まったことではないんです。
昔の人も同じように悩んでいました。
沢山の人が苦しんで、悩んでいた。
だからこそその悩みを解決しようと
人生をかけ動いた人たちがいた。
「人生焦らず、頑張りすぎないように🎵」
ってね・・・。
諸子百家とは
孔子(こうし)って
聞いたことありますか?
中国の始皇帝より少し前の時代
人々の心を救おうとした思想家達を
「諸子百家」といいます。
「人はこうあるべきだよね」とか
「国はこうあるべきだよね」とか。
国の問題を考え・・・自らの知性を使い
その問題を解決しようとする人たち
彼らを「思想家」と呼ぶ。
例えば、明石家さんまさんが「お笑いの問題は◯◯や!せやからお笑いとは◯◯であるべきや!」といって毎日その問題解決のために生きていたら「思想家」です。
この記事を読むだけで
普段の考え方がいい方向に変わるかも。
人生の見方・考え方が変わるかも
諸子百家をわかりやすく解説
時代は春秋時代から戦国時代。
その前の時代の「周」は
ちょっと事件がありまして
「東周」に移動しました。
⇩ 移動したその理由は・・・ ⇩
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【世界史の窓】東周の面白い話!流れがわかる日本史bノートが超わかる!中国の歴史人物の物語。中国史年表「中国史の覚え方」
超面白くて、誰かに言いたくなるお話。一組の夫婦、その奥さんは「絶対に笑わない人」でしたが・・・あることで「クスッ・・」と笑ったのです。
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⇧ 「1組のご夫婦のお話」 ⇧
中国は異民族の侵入や
皇族の失墜で弱体化していた・・・。
夢も希望もなくなっていた中国に
一体何が必要なのか・・・
その問題点を研究し、考え・・・
自らの知性を使いバラバラな中国に
自ら就職活動をし雇ってもらっていたのが
「諸子百家」
まだ中国は統一王朝ではなかったので、それぞれの国に「あなたの国は、○○が必要です❗それがあれば、国は、人は救われる❗」と諸子百家は自分をアピールしていったのです。
漢字でみると・・・
諸(多くの)子(先生)
百(約100)家(家柄)
ということで・・・めちゃくちゃいた。笑
「100」もいたんですか!!!?考え方もたくさんありそうですね❗
その中に・・・
こんな考え方の人がいました。
「昔のような平和な時代に戻しましょう❗
実は・・・戻せるんですよ!【礼儀と愛】
つまり”道徳”があればね。」
この考えを発信したのが
「孔子(こうし)」です。
ちなみに「子」は先生という意味。なので「孔先生」ということになります。
彼の考え方は徐々に中国に広まり
「その思想を先生のもとで勉強したい」
という弟子たちも現れ始めた。
その弟子が・・・
「孟子(もうし)」と「荀子(じゅんし)」
「性善説」と「性悪説」を聞いたことがありますか?
孟子が「性善説」荀子が「性悪説」を
説きました。
わかりやすく説明すると・・・
人間はもとはいい人だけど
悪に染まっちゃう人もいるんだよね
とか・・・
人間はもとは悪い人なんだけど、
しっかり我慢しているんだよね・・・
「性善説」と「性悪説」は
この認識だとちょっと間違い。
え?違うんですか?学校の先生はそうやって教えてくれましたが、ニュアンスが違うんですね❗
孟子は言った。
「徳が大事でね。権力者がしっかり
徳を持って国を治め、それを子供に
伝えないと・・・飢饉や洪水など
”天罰”が下るんだ・・・・・。
だから国のリーダーが重要なんだよ。」
一方で・・・
荀子は言った。
「徳が大事でね。もちろん権力者が
徳を持つことが必要・・・でもね?
国民も徳を持たないとダメだから
しっかり勉強しよう。
飢饉や洪水は仕方のないこと。
だってそれは”自然災害”だから。」
なんとなく二人の性格わかりますか?荀子はすごく現実的で、孟子はなんだか投げやりな・・・
彼らに共通する「徳で国を治める思想」
これが「儒学」
彼らの”教え”を「儒教」といい、彼ら
3人の考え方を持つグループが「儒家」
「徳を持って、礼儀を持って、
愛を持って国を良くしよう!」
これです❗
よぉ〜くわかりました❗優しさですね🎵いい人たちに見えます❗
素敵な考え方ですよね🎵では・・・今の日本に置き換えて考えてみましょうか❗
総理大臣と国民が、徳をもって、
礼儀を持って、愛を持てば・・・
日本はいい国になりますか?
「なりません」
徳で、礼儀で、愛で・・・国は豊かになるのでしょうか?犯罪は減るのでしょうか?人々は幸せに暮らせるのでしょうか?
そこで新たな思想家が登場❗
名を「韓非子」(荀子の弟子)
彼は言います。
「荀子さんの言うとおり国民に”徳”を
行き渡らせられれば国は良くなる。
それにはどうしたらいいだろうか・・・
徳を守れない人もいるだろう・・・そうか❗
”徳を守るためのルール”を作ろう❗」これが
「法律」です。
法律(ルール)の始まり。
ルールがあるから人は悪いことをしない。
犯罪も、盗みも全て法律があるから。
確かにそうですね。そのとおりだ・・・。今もありますし。
これを採用すれば絶対に国はうまくいく❗
この考えに共感したのが後の「始皇帝」
(当時は”政”という名前)
⇩ 始皇帝の面白話はこちら ⇩
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⇧ 史上初の統一皇帝❗ ⇧
始皇帝は言います。
「韓非子に会いたい❗
俺と国を治めてほしい❗採用したい❗」
その時、始皇帝の側近として
働いていたのが「李斯」という男・・・
実はこの男も荀子の弟子だったのです。
つまり、李斯は韓非子と同期。
李斯はこのままだと同期に負ける・・・
そこで韓非子の飲み物に毒を盛り
なんと”毒殺”した。
え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜❗ひどい・・・ライバルを毒殺・・・
そして彼の考えを全て自分のものにした。
こうして韓非子は死んでしまった。
韓非子に会うことはできなかったが
その考え方を受け継いだ始皇帝・・・
さて、質問です。ココまでの話で「始皇帝」にとって儒教は”邪魔”ですか”必要”ですか?
「徳と愛があれば国を収められる❗」
という儒教の考えは?
始皇帝にとっては邪魔です。
だから始皇帝は
儒教を徹底的に弾圧しました。
「焚書坑儒」
儒学者を殺し
彼らの書いた書物を焼き払った。
こうして
バッチバチの法律国家を作った始皇帝。
この厳しい法律を採用した結果、
中国史上初の統一王朝を作り上げた。
この王朝が「秦」
「秦の始皇帝」で有名ですね。
しかし、この王朝はやりすぎた。
儒教もだめ。あれもだめ。
これもだめ。それもだめ。
いう事聞かなかったら処罰。
こりゃきつい・・・
厳しい国家制度に国民が追けず・・・
各地で反乱が発生。
わずか15年で滅亡してしまった。
だからこのあとの中国は、やっぱりリーダーはある程度は「徳」がないとだめだよね。となります。何事も「バランス」だと。
こうして”秦”のあとに成立した”漢”では
弾圧されていた儒教が再び掘り起こされ
「徳」と「法律」
この2つを重んじた教えが儒教の基礎
として再び世に登場した。
実際に日本も
「徳と法律」で国を治めています。
たしかに・・・・・
しかし、この完璧と言われたシステムにも
実は「穴」があり、これを埋めたのが
「道家(=道教)」
徳でもなく、法律でもなく「無為自然」
これを言い換えると・・・
「みんな頑張りすぎなくていいんだよ。」
ってこと。
だって頑張れない人もいるじゃない?
ゆっくり生きていきたい人も・・・
こうした考えの人々を救った。
人物は「荘子(そうし)」
彼は国からヘッドハンティングを受けた
超逸材でした❗しかし、彼は「断った」
え❗高い給料もらえるのになぜ!?
彼は言います。
「金がすべて?勝つことがすべて?
有名になることがすべて?いやいや・・
韓非子さんは知識才能があるからこそ
身内に殺されたんですよ?
私は幸せに暮らせることができれば
それだけでいい。じゃっ。」
いいですよね〜この考え方❗すごく共感できます。
荘子の師匠が・・・「老子」
彼の教えはこうです。
「無理はしないようにね。
何もしなくても良いんだよ。
お金がたくさんあっても
使うことに悩んじゃうし
ものをたくさん持ったら
扱いに困っちゃう。
自然のままに生きて自然のままに
死んでいくのが良いよ。
山も太陽も何もしていない。
僕らもそうなんだよ。」
やっぱり共感しますね。
その他の「諸子百家」をご紹介
孫子(そんし)の兵法でお馴染み「兵家」
勝つことの大事さを説く。
でも間違えないように。ただ勝つではなく
”勝つべくして勝つ”
情報をできる限り収集し、
戦わなくていいなら戦わない。
もし戦争することになったら
全てを完璧に準備しギリギリまで
手の内を明かさずココぞというときに
短期集中❗国が疲弊することなく、
「勝って終わらせる。」という考え方。
⇩ 普段の暮らしにも超響く❗ ⇩
占いの「陰陽家」
彼らの思想は「陰陽五行説」といわれ
世は「5つのもの」から成立している
という考え方。
それが「水・金・土・木・火」です。
その占いをもとに
「右から攻める?左から攻める?」
「朝にする?夜にする?」
占いで神様に聞いてみよう❗
ということ。
諸子百家についていかがでしたか?
人生一度きりだから
なんとかやりたいことを見つけ
生きていきたいのか
もうなるようになるんじゃん?
という生き方か・・・
これはまさに現代の考え方につながる。
生き方は人それぞれです。
時代が変わっても何も変わっていない。
これがよくわかります。
かつての世界は
同じことで皆が悩んで模索していた。
答えなんてないんです。
答えは変わるし皆さんの心が決めたことが
正解ですよ♬