




諸子百家とは

皆さんは孔子(こうし)
って聞いたことありますか?
「え?知らない。」
「え?中国の?」
くらいの知識の人が多いかと!
昔々の中国・・・
中国の始皇帝より前の時代
つまり、今から2200年以上も
前ににいた”思想家たち”
彼らをひっくるめて
「諸子百家」
といいます。
「人はこうあるべきだよね」とか
「国はこうあるべきだよね」とか。
国の問題を研究し、
考え・・・
自らの知性を使い
その問題を解決しようとする人たち
それを”思想家”と呼びます。
さんま先生!!!
みたいな。
この記事を読むだけで普段の考え方変わるかも
人生の見方・考え方が変わるかも・・・
宗教記事は見ましたか?
割としっかり読んで全部で10分かかりません。
見たほうが今回の記事が
倍以上楽しく、面白くなります!
諸子百家の思想
時代は春秋時代から戦国時代。
その前の時代の「周」は
ちょっと事件がありまして
「東周」に移動しました。
移動したその理由は
⇩「1組のご夫婦のお話」⇩
こうして中国は異民族の侵入や
皇族の失墜で弱体化していた・・・。
夢も希望もなくなっていた中国に
一体何が必要なのか。
その問題点を研究し考え
自らの知性を使い
国を運営するための方針をアドバイスする
「オブザーバー」的な活動をし
それぞれの国に自ら就職活動をし
雇ってもらっていたのが
「諸子百家」

漢字でみると・・・
諸(多くの)子(先生)百家(約100家柄)
ということで
めちゃくちゃいたのです。

その中に・・・
こんな考え方の人がいました。
「昔のような平和な時代に戻しましょう!
実は・・・戻せるんですよ!
【礼儀と愛】つまり”道徳”があればね!」
研究しまくって行き着いた
この考えを発信したのが
「孔子(こうし)」

彼の考え方は徐々に中国に広まり
「その思想を勉強したい」
という弟子たちも現れ始めた。
その弟子を2人紹介します。
「孟子(もうし)」と「荀子(じゅんし)」
名前は知っていましたか?
はじめてのかたもいらっしゃるかと!
もしかしたら
その思想についても
聞いたことがあるかもしれません♫

孟子が「性善説」
荀子が「性悪説」
を説きました。
人間はもとはいい人だけど
悪に染まっちゃう人もいるんだよね・・・
とか
人間はもとは悪い人なんだけど、
しっかり我慢しているんだよね・・・
「性善説」と「性悪説」は
この認識だとちょっと間違いなんです。

一方で・・・
なんとなく二人の性格わかりますか?
「性善説」と「性悪説」は
一種の教育論。
荀子はすごく現実的です。
彼らの「徳で国を治める思想」
これが「儒学」です。
なので・・・
彼らの”教え”を「儒教」といい
彼ら3人の考え方を持つグループを
「儒家」という
「徳を持って、礼儀を持って、
愛を持って国を良くしよう!」
って。
今の日本に置き換えてみましょう!
「徳をもって、礼儀を持って、愛があれば」
日本はいい国になりますか?
申し訳ないけど
「なりませんね」笑

なりませんねぇ〜〜〜。笑
逆にそれだけでなったら凄い!日本はいい国です!
そこで時代は、次の登場人物が・・・
名を
彼は言います
「荀子さんの言うとおりだ。
国民に”徳”を行き渡らせられれば国は良くなる。
それにはどうしたらいいだろうか・・・
権力者から伝えるだけだと弱い・・・
どうしよう・・・
どうし・・・ん?・・・・
そうだ!!!”徳を守るルール”
これが必要だ!」
これが「法律」です。
法律の始まり。
これ我々も納得ですよね!
法律があるから。
ルールがあるからこそ人は悪いことをしない。
犯罪も、盗みも全て法律があるから。
ですよね?
この”法律”という”ルール”があって国を収める
これだ!これを採用すれば
絶対に国はうまくいく!
と韓非子の考えに共感したのが
後の「始皇帝」(当時は”政”という名前)だった。
さらに始皇帝は言います。
「こいつ(韓非子)にひと目でいいから会いたい!
俺とともに国を治めてほしい!
こいつを採用しようじゃないか!!!」
その時、始皇帝の側近として働いていたのが
「李斯」という男・・・
実はこの男・・・
荀子の弟子だったのです。
つまり、
李斯は韓非子と同期なのです。
李斯は韓非子の飲み物に毒を盛り
なんと”毒殺”したのです。

そして彼の考えを全て自分のものにした・・・
こうして韓非子は死んでしまった。
韓非子に会うことはできなかったが
その考え方を受け継いだ始皇帝・・・
ほら、ほら、線がつながるんですよ?

「徳と愛があれば国を収めることができます!」
という儒教の考えは?
始皇帝にとっては・・・
邪魔ですよね。
だから始皇帝は
儒教を徹底的に弾圧しましたね?
「焚書坑儒」

儒学者を殺し、
彼らの書いた書物を焼き払った。
歴史で勉強しましたか?
歴史的事象です。
それもこれも
「韓非子」の思想があったからこそなのです。
こうして
バッチバチの法律国家を作った始皇帝。
この厳しい法律を採用した結果、
中国史上初の統一王朝を作り上げた
この王朝が「秦」
「秦の始皇帝」
で有名ですね。
しかし、この王朝はやりすぎた。
儒教もだめ
あれもだめ
これもだめ
それもだめ
いう事聞かなかったら処罰。
こりゃきつい・・・
厳しい国家制度に国民が追けず・・・
各地で反乱が発生。
わずか15年で滅亡してしまった。
始皇帝は徳を失い滅びていった。
だからしっかりと法律で枠作りをし、
国を引っ張っていくリーダーは
やはり”徳がなきゃだめ”だよね。
この両方のバランスが大切だ。
と考えるようになった。
こうして”秦”のあとに成立した”漢”では
弾圧されていた儒教が再び掘り起こされ
「徳」と「法律」
この2つを重んじた教えが
儒教の基礎として再び世に登場した。
もう完璧です。
徳と法律。
これがあれば国が収まる。
実際に日本も「徳と法律」で国を治めています。
しかし!この完璧と言われたシステムにも・・・
なんと「穴」があった。
これを見事に埋めたのが
「道家(=道教)」
ってことです🎵
「自分らしくいこうよ!」
だって頑張れない人もいるじゃない?
ゆっくり生きていきたい人も・・・
こうした考えの人々を救った。
人物を挙げると
「荘子(そうし)」
彼はなんと
国からヘッドハンティングを受けます!
この世の中・・・
ヘッドハンティングされたら万々歳です。
たくさん給料もらえますからね!
しかし、彼は「断った」
彼は言います。
「ほら・・・勝つことが全てじゃないし?
有名になることが全てじゃない。
韓非子さんだってそうでしょ?
知識才能があるからこそ身内に殺された。
私は幸せに暮らせればそれだけでいいんです。」
わかりますよねー!
って私はめちゃくちゃ共感します。笑
彼の師匠気になりますよね・・・それが
「老子」
彼の教えはこうです。
「無理はしないようにね。
何もしなくても良いんだよ。
お金がたくさんあっても
使うことに悩んじゃうし
ものをたくさん持ったら
扱いに困っちゃう。
自然のままに生きて
自然のままに死んでいくのが良いよ。
山も太陽も何もしていない。
僕らもそうなんだよ。」
と。
やっぱり共感しますね。
その他の「諸子百家」をご紹介
でも間違えないようにしてください。
ただ勝つだけではなく
”勝つべくして勝つ”
情報をできる限り収集し
戦わなくていいなら戦わない
もし戦争することになったら
全てを準備し
ギリギリまで手の内を明かさず
ココぞというときに短期集中。
国が疲弊することなく、
戦争を勝って終わらせる
これが一番いい。
という考え方。
その占いをもとに
「右から攻める?左から攻める?」
「朝にする?夜にする?」
これを占いで、神様に聞いてみよう!
ということ。

諸子百家の思想は深い!!!

皆さんはどうですか?
どの諸子百家の思想に”共感できますか?”
良い世の中にしたい!
人生一度きりだから
なんとかやりたいことを見つけ
生きていきたいのか
いやーもうなるようになるんじゃん?
という生き方か・・・
これはまさに現代の考え方につながる。
つながるというか
生き方は人それぞれですので
結局この考え方は
時代が変わっても何も変わっていない。
これがよくわかります。
何もしないのもなー・・・
目立つのもしたくないし・・・
でも静かにいるのも・・・
う〜〜〜ん・・・
かつての世界は
同じことで皆が悩んで模索していた。
答えなんてないんです。
答えは変わるし、
皆さんの心が決めることですからね♫
東京都府中市から世界へ発信