日本神話【前回のお話】

スセリヒメはオオクニヌシと
出雲での新生活をスタート。
しかし・・・
これに納得できなかった
スサノオの姉、アマテラスが・・・
ついに行動を起こします❗
⇩ 第3話はこちらから ⇩
アマテラスは・・・
スサノオの息子
「オオクニヌシ」のもとへ
刺客を送り
揺さぶりをかけた・・・。
オオクニヌシはその刺客達を
丁寧にもてなしました。
刺客達は、揺さぶりどころか
次々とその出雲の生活に染まり
天界に帰ってこなかった。

アマテラスはさらに
3人目の最強の刺客を送りました。
オオクニヌシは出先で・・・
その刺客を対応したのは
オオクニヌシの息子だった。
「出雲をゆずれゆずれってうるせーな。
だったら力勝負だ。
天界の力がどれほどか見せてくれよ。」
と勝負をするも・・・
オオクニヌシの子は大敗北。
出雲を
アマテラスに譲ることになった。

オオクニヌシは言います。
「この出雲を離れる前に・・・
1つお願いがあります。
この地は必死に国作りに励んだ証。
ずっとこの場所を見守りたい。
この地に心だけでも
おいておきたいんです。
大きな社(やしろ)を
建ててくださいませんか?」
アマテラスは甥っ子の
その願いを受け取り
この出雲に
「イズモノオオヤシロ」を建てました。
「出雲の大社」です。
そう❗これが・・・
「出雲大社(いずもたいしゃ)」なのです。

アマテラスは考えます。
「誰にこの地を治めさせようかしら・・・」
そこでアマテラスの孫
「ニニギ」に
この出雲を託そうとしますが・・・
多くの経験をさせようと
出雲とは違う地に降臨させました。
地上におりたニニギ・・・
旅をしながら「妻」を探します。
すると・・・
1人の女性を見つけ、声をかけました。

名を「サクヤヒメ」
一目惚れしてしまったニニギは
彼女にプロポーズしました。

サクヤヒメは答えました。
「パパに許可をとってくる❗
ニニギさんちょっと待っててね🎵」
すると・・・
サクヤヒメパパが挨拶に来ました。
「あなたのような男性と
出会えるなんて夢みたいだ・・・
ニニギさん・・・。
実は姉もいましてね・・・
この子は妹なのです。
もしよければ・・・
姉もあなたのそばに
おいていただけませんか?」
ニニギは言います。
「いいんですか?お姉さまも
きれいな方なのでしょう。
わかりました。」
少し時間がたち
サクヤヒメの姉がきました。
「ニニギさーん!
サクヤの姉のイワナガヒメです〜!」
姉を見て、ニニギは言葉を失います。

めちゃんこブスだった・・・。
「サクヤヒメの・・・姉?
嘘でしょ?」
ニニギは考えた末
イワナガヒメに別れを告げました。

「あなたとは婚約できない。
ごめん・・・さようなら・・・」
イワナガヒメは落ち込んで帰宅。
すると・・・・・
その様子を見た父親が言います。
「ニニギ様になにか言われたか?」
事情を聞き、
納得行かない父親は・・・
「ニニギ様・・・私の娘たちは
こうしたご縁など
【2人が揃うことで】力を持ちます。
姉のイワナガヒメも
嫁にもらってくださいませんか?」

それが・・・
娘たちの秘めた力
実は・・・
妹のサクヤヒメは
「栄華を咲かせる”サクヤ”」
姉のイワナガヒメは
「岩のように長寿となる”イワナガ”」
つまり・・・2人は
繁栄と長寿の力を秘めていた。

その長寿を
ニニギは捨てた。
これがどういうかというと・・・
日本の神は
繁栄は手に入るが
永遠の命を失うことになった。
つまり・・・
神に寿命ができた。
これが神から人間への
変化のきっかけ。
アマテラスの孫からは
寿命が生まれてしまった。

このニニギとサクヤヒメの子供が
日本の初代天皇と言われる
神武天皇。
そう「人」なんですね。


それはまた
最終章で❗
⇩ 最終章 ⇩