お月見とは・・・

そもそも【お月見】ってなんだかわかりますか?
【旧暦】っていうのもよくわからない人も多い。
【月見】は平安時代の貴族から始まった
【宮廷行事】でした。

ニュースなどで【旧正月】とか【旧暦】とか
聞いたことありませんか?


日本は明治5年までこの【旧暦】を使っていましたが
1873年(明治6年)1月1日から今の
【新暦】を使い始めて現在に至ると・・・。
5月は皐月(さつき)7月は文月(ふみづき)
とか言いますね?これは【旧暦】の月の読み方。
更にいうと・・・
旧暦=月の満ち欠けで1ヶ月を測る。
(=太陰暦)
新暦=地球が太陽の周りを1周するのを測る。
(=太陽暦)

上の画像は「29個」の月があります。
このように月の形を見て、日にちを決める。
これが【旧暦】

ほら、もうずれましたね?
我々の使う新暦は1年365日。
そのズレは1年で17日です。
なので、いろいろとお祝いごとに
「ズレ」が生じているわけです。


この誤差を埋めるのが「うるう年」です。
中秋の名月

なぜ、【中秋】というのか・・・
先ほど説明した「旧暦」では
1.2.3月 ⇨ 春
4.5.6月 ⇨ 夏
7.8.9月 ⇨ 秋
10.11.12月 ⇨ 冬
としています。

【中秋】とは・・・「秋の真ん中」つまり・・・
7.8.9月の秋の真ん中「8月」(=中秋)
15日(十五夜)頃に「月が綺麗に見える」
中国ではこの中秋にお供物をして
「親族の幸せを願った。」
これが日本に入ってきて、日本では
貴族たちが毎月15日頃に宴をするようになった。
伝来したものを全国民に周知させるのは
難しいことなので・・・まずは貴族で。


これも日本が平安時代に導入した
「仏教」がきっかけです。
⇩ 仏教について ⇩
⇩ 仏教伝来時代の歴史は ⇩
これは仏教国インドの物語・・・
「昔、ウサギと猿とキツネがいました。
ある日、食べ物が無く困っていた老人に出会った。
猿は木で木のみを。キツネは川で魚を。
しかし、ウサギは食べ物を手に入れることは
できなかった・・・。
悩んだウサギは「私を食べてください。」と
火に飛び込み、死んでしまった。
この老人が神様の化身で、ウサギを想い
月で蘇らせた。
ウサギはそこでも老人のため
餅を必死についたそうな・・・。」
これがずっと言い伝えとして残っているのです。
お月見で楽しむ【中秋の名月】

お月見・中秋の名月・旧暦
おわかりいただけたでしょうか?
月が綺麗だなぁ・・・
と愛の告白をした人がいるように
月は多くの人の幸せを願ってきました。
ほら、ウサギがお餅をついてます。
ヨーロッパの人は女性の横顔に見えるのかな?
今日はここまで・・・。