⇩ 前回記事「ペルシア戦争」 ⇩
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アレクサンドロス大王の登場

若干20歳にも満たないアレクサンドロス大王が
ついに登場。
父から王位を受け継ぎ、反乱を抑え、
ギリシア全土の盟主となったアレク。
そのカリスマ性で東方にいる
アケメネス朝への攻撃を計画した。

これが有名な
アレクサンドロス大王の「東方遠征」
対するアケメネス朝「ダレイオス3世」
彼はなかなかのお坊ちゃんでした。
この戦い(イッソスの戦い)は
アレクサンドロスの勝利❗
[voice icon="https://ryoblog2020.com/wp-content/uploads/2020/02/20200206_195443.jpg" alt="virginia-icon1000" name="生徒" type="r"]さすがですね❗敵なし最強のアレクサンドロス❗[/voice]
[voice icon="https://ryoblog2020.com/wp-content/uploads/2020/04/20200409_150657-scaled.jpg" alt="virginia-icon1000" name="Ryo先生" type="l"]アレクサンドロス大王の凄いところはココから❗[/voice]
アレクサンドロス大王は倒した相手に
反乱を起こされては困るわけで・・・
戦利品やペルシア王の周りの人たちを
保護し、協力するように求めた。
「全然そのままでいいからねw」って。
[voice icon="https://ryoblog2020.com/wp-content/uploads/2020/02/20200206_195443.jpg" alt="virginia-icon1000" name="生徒" type="r"]当時は戦利品を奪い、王妃などは殺害したりするのが当たり前の時代なのに・・・[/voice]
さらにアレクサンドロス大王は
アケメネス朝に支配されていた国を次々に解放。
自由な統治権を与え、その人気は絶大だった。
例えばエジプト。
エジプトには現在「アレクサンドリア」という
都市がある。
ここは当時解放された場所の1つで、現在も
エジプト第二の都市と言われている。
[voice icon="https://ryoblog2020.com/wp-content/uploads/2020/04/20200409_150657-scaled.jpg" alt="virginia-icon1000" name="Ryo先生" type="l"]「アレクサンドリア」の語源は「アレクサンドロス」ってわけです。[/voice]
[voice icon="https://ryoblog2020.com/wp-content/uploads/2020/02/20200206_195443.jpg" alt="virginia-icon1000" name="生徒" type="r"]当時から名前が変わらないなんて・・・。歴史が残っているんですね❗[/voice]
アレクは遠征先で大宴会を開くのが大好き。
部下と勝利を分かち合い、飲みまくる・・・・
すべてがうまくいっていた・・・
ところが・・・
東方遠征から8年。遠征はインダス川まで到達❗
そんなある日・・・王の部下たちに異変が起きた。
「まだ・・・行くんすか?実家帰りてぇなぁ…」
その遠く長い遠征は、兵隊の心を粉々にしていった。
[voice icon="https://ryoblog2020.com/wp-content/uploads/2020/04/20200409_150657-scaled.jpg" alt="virginia-icon1000" name="Ryo先生" type="l"]日本から歩いて、命をかけてインドに行くのと距離は同じ。つらいよね・・・。[/voice]
実は・・・その時のインドにもちゃんと国家があった。
中身は複数の国家が存在していて、バラバラでした。
しかし、アレクサンドロス軍がもうそこまで
来ているとの情報が入ると・・・・・
バラバラな国家がなんと一致団結❗
こうして・・・
インド初の統一王朝「マウリヤ朝」が誕生した❗
[voice icon="https://ryoblog2020.com/wp-content/uploads/2020/02/20200206_195443.jpg" alt="virginia-icon1000" name="生徒" type="r"]すごい・・・やっぱり歴史は「つながり」が面白いです❗[/voice]
[voice icon="https://ryoblog2020.com/wp-content/uploads/2020/04/20200409_150657-scaled.jpg" alt="virginia-icon1000" name="Ryo先生" type="l"]気づいてきましたか?さて、部下たちの心が傷ついてきた話に戻します。[/voice]
部下もそうですが、アレクは毎日の大宴会で・・・
肝機能他、臓器に負担がかかりすぎていて・・・
なんと宴会中に倒れ、数日後、息を引き取った。
享年33歳。
突然の訃報に皆が超焦ります。なぜか・・・
[voice icon="https://ryoblog2020.com/wp-content/uploads/2020/04/20200409_150657-scaled.jpg" alt="virginia-icon1000" name="Ryo先生" type="l"]大王には子供がいなかった。つまり、大帝国を継ぐ【後継者】がいなかったのです。[/voice]
[voice icon="https://ryoblog2020.com/wp-content/uploads/2020/02/20200206_195443.jpg" alt="virginia-icon1000" name="生徒" type="r"]それはマズイ❗あ、でもたしか、大王にはお兄さんがいませんでしたっけ?[/voice]
[voice icon="https://ryoblog2020.com/wp-content/uploads/2020/04/20200409_150657-scaled.jpg" alt="virginia-icon1000" name="Ryo先生" type="l"]よく知ってますね❗でもお兄さんは「知的障害者」だったので後継者にはなれませんでした。[/voice]
[voice icon="https://ryoblog2020.com/wp-content/uploads/2020/02/20200206_195443.jpg" alt="virginia-icon1000" name="生徒" type="r"]あちゃ~・・・いつもの後継者争いですね?(笑)[/voice]
[voice icon="https://ryoblog2020.com/wp-content/uploads/2020/04/20200409_150657-scaled.jpg" alt="virginia-icon1000" name="Ryo先生" type="l"]その通り。その結果、大帝国は「3つ」に分裂することになりました・・・。[/voice]
図をご覧ください。

A:アンティゴノス朝マケドニア
C:セレウコス朝シリア
P:プトレマイオス朝エジプト
この3つに分かれてしまった。
アレクサンドロス大王の領土は分裂したが
彼のいたギリシアの文化が東方へ、世界へ伝わった。
この功績はとんでもないこと。
だって・・・世界が「ギリシア風の時代になった。」から
これをヘレニズム時代という。
[voice icon="https://ryoblog2020.com/wp-content/uploads/2020/04/20200409_150657-scaled.jpg" alt="virginia-icon1000" name="Ryo先生" type="l"]そのヘレニズム文化。言い換えれば・・・「ギリシア風文化」ということ。[/voice]
さて・・・この3分割された国ですが
ある巨大帝国にすべて滅亡させられてしまいます。
[voice icon="https://ryoblog2020.com/wp-content/uploads/2020/02/20200206_195443.jpg" alt="virginia-icon1000" name="生徒" type="r"]すべて!?そんな国があったんですか?[/voice]
[voice icon="https://ryoblog2020.com/wp-content/uploads/2020/04/20200409_150657-scaled.jpg" alt="virginia-icon1000" name="Ryo先生" type="l"]もちろん最初は小さな国でしたよ。しかし、その国もどんどんと大きくなって・・・[/voice]
ギリシアについてたくさんのことを
学びましたが・・・世界も時間もめぐっている。
ギリシアが内乱していたり・・・
アレクサンドロスがお酒をガンガン飲んでいる中
ギリシアの隣国・・・
ローマでも歴史が始まっていた・・・・。