みなさん・・・【哲学】って得意ですか?
そもそも【哲学】とは何かをわかりやすく
説明していきますね❗
⇩ 当時の歴史背景はこちら ⇩
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世界史をわかりやすく!ヘレニズム時代とヘレニズム文化【思想や哲学、覚え方や特徴もわかりやすく解説】
【ヘレニズム文化】ってきいたことありますか?どんな意味があって、どんな文化で、一体誰が、いつ、どこではじめたのか?
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【わかる歴史】ヘレニズム文化と「哲学」
突然ですがみなさんに質問です。
「雨はなぜ降るのでしょう。」
え?突然!?それは・・・・えっと・・・・・
それは太陽の熱により、海や川が温められ、目には見えない水蒸気が発生。そして・・・
その水蒸気が空に舞い上がり、風で水蒸気同士が
くっつき「雲」になる。そして・・・大きな雲が
重なり、その中にある水分同士がくっついて
重力で落ちる。これが「雨が降る」原理です。
雨が降ることがなぜわかるのか・・・それは・・・
いろいろな研究や発見、昔の人々が知恵を絞り
人生を捧げることで明らかにしてきた。
ほらみなさん・・・目の前にあるものすべて
「ルーツ」がありますよね?そのスマホ・・・
パソコン・・・家、窓、洋服、時計・・・全部。
例えば・・・みなさんが持つ「携帯電話」のルーツは?
携帯電話のルーツはトランシーバー。
先生、そのトランシーバーはどのような「ルーツ」が?
「トランシーバー」は第二次世界大戦でアメリカが開発したんです❗
戦場の仲間と情報交換ができるよう開発。しかし
トランシーバーは同時通話は無理。一方通行です。
それを同時通話に研究開発したのが携帯電話。
へぇ〜❗なるほど❗
このように万物には「根源(ルーツ)」がある。
さぁ、お話ししましょう❗
【わかる歴史】哲学ってなに?
「哲学」はどのようにして生まれたのか。
古代ギリシアは比較的裕福な生活で、畑仕事も
ありましたが、その仕事は基本的に戦争で
手に入れた奴隷がやります。
家事は女性がやり、男たちは広場に集まり
情報交換という名のおしゃべりをします。
そんな時・・・・
「パラ・・・パラパラ・・・ザザーっ❗」
と雨が降りました。
あめ・・・・
そんなとき、ある人が言いました。
「お~雨だ❗神が泣いてるぞ❗ははは❗」
と・・・。
ある人が言い返しました。
「いや、これはポセイドン様の汗だ❗
さぞ訓練で疲れているのだな❗ははは❗」
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このように世界で起こる自然現象は
すべて「神」によるものだというのが
常識だった。
しかし・・・本当に神の涙なのか、それとも
神の仕業なのか真実はいったい何なのか。
頭の中でその追及が始まり、男たちは悩みます。
そんな中、ある男が登場します。
「神の涙?そんななわけない❗俺は思う。
万物の根源は・・・・・水や。」
こう話した男こそが「タレス」です。聞いたことはありますか?
根源は・・・水?どういうことですか?
タレスさんは続けて言いました。
「いいかい?植物だって種子に水分がある。
すべての食べ物に水分は必ず含まれている。
よって❗すべては【水に還る】のだ❗」
難しいこといいますね〜❗
このように【ある出来事に関して】疑問を抱き
人々は知恵をお互いに言い合いはじめた。
この動きがヘレニズム時代に盛んになり
「世界はどうあるべきなのか」
「幸福とはいったい何なのか」
「死とは。」「苦しみとは・・・」
「あれはなに?これはなんで?」と
答えのない問いに対して考え、意見を述べた。
これが「哲学」なのです。
「哲学」ってちょっと難しいイメージでしたけど、なんとなく入ってきました❗
「なんで勉強しなきゃいけないの?」これもある意味哲学ですね❗笑
こうして古代ギリシアで「弁論(ディベート)」
が流行し・・・「こうだ❗」「違う❗」と勝負を
し、中でも特に目立ったのが・・・ソクラテス。
聞いたことはあります。ソクラテスさんはどんな人なんですか?
彼は多くの真実を知りたくていろいろな人に
質問をしながら生活をしていた・・・。
「勇気ってなに?」「強さって説明できる?」
「うそをつくことは悪いことですか?」など
こうした問いを投げることでディベートしてる
知識人たちに答えを求めた。
これを【問答法】といいます。
なるほど・・・・・
ソクラテスはある知識人に聞きました。
「ウソは悪というが・・・例えば私の親友が
ナイフで自殺しようとして、私がナイフを
隠したとしよう。友人はナイフを探すだろう。
私はここにナイフはなかったと答える・・・。
このウソは悪であるか?」
知識人は悩んだ・・・。
みなさんはどのように答えますか?
良い・・・・悪?
良い悪?どっちですか?笑
悩む知識人にソクラテスは言いました。
「あなたは善と悪について何も知らないのか。」
と・・・・そして・・・自分自身に言う・・・。
「私たちは何も知らないんだ。私たち人間は
【 無知 】であることを皆が知るべきだ。
そうでしょ?」
これが彼の有名なフレーズ「無知の知」
「無知」であることを「知る」必要があるということ。
なるほど「無知の知」ですか・・・。でもソクラテスちょっとムカつく。笑
そうなんです・・・これでは人々に嫌われちゃう。
実際にソクラテスはやりすぎてしまい、裁判に
かけられ、死刑宣告を受けてしまう。
そんなにひどかったの!!!!?
弟子たちは言いました。
「ソクラテスさん❗逃げましょう❗あなたは
悪くない❗殺されてしまいますよ❗」
ソクラテスは言います。
「人生を嘘なく生きて、その結果
死刑判決が出たのならそれに従うまで。」
と最後は毒杯を飲み、自殺をした。
自分に嘘はつかない。さぁ、このソクラテスに憧れを抱いていたのが「プラトン」です。
彼は憧れであったソクラテスの思いを
広めようと「アカデメイア(アカデミー)」
という学校を作り先生をしていた。
確か有名なのは「イデア」ですよね?よくわかりません。この「イデア」
では簡単に・・・説明しましょう❗あなたにとってのイケメンとは?
背が高く、笑顔が素敵で、お金持ちで優しくて
おもしろい。こんな概念を持ってませんか?
背が低くて、清潔感がない人はイケメンでは
ないと・・・。
その人間にある概念が「イデア」。
もう少し詳しくいいですか?
では・・・簡単なところで・・・「コップ」とは?
ん〜・・・取っ手がついていて、細かったり、ガラスだったり・・・。
その「取っ手」など存在する概念が「イデア」です。じゃぁ・・・「愛」とは?
ずっと一緒にいたいと思うことですかね?
素晴らしい❗それがイデアです。
そして、このアカデミーに通っていた秀才が
「アリストテレス」
彼は言いました。
「プラトン先生、概念ばかり考えてはいけないと
思います。実物をどう感じるかじゃないですか?」
とイデアに反論。
そして、彼はあのアレクサンドロス大王の
家庭教師も務めた。
さらにアリストテレスは言います・・・・。
「いいですか?優しさというものは強すぎると
「おせっかい」になり、弱すぎると「無関心」
になります・・・。強さもそうで、強すぎると
乱暴になり、弱すぎると軟弱になります・・・。
世の調和を見定めるべきだ。」
なるほど・・・よくわかります❗
ヘレニズム時代はこうした
「世の中をもっと知りたい。」という人物が
登場し始めた時代だった。