面白い世界史(中国)「項羽と劉邦〜垓下の戦い〜」【世界の歴史秘話読んで楽しい世界史】

項羽と劉邦 歴史

世界の歴史秘話「垓下の戦い」


古代中国には『キングダム』でも
吉沢亮くんが演じた


始皇帝という皇帝がいました。

⇩ 始皇帝の面白い歴史秘話は ⇩

彼は「中国史上初の国家統一」を成し遂げた
凄い男。



しかし人間。いずれ死にます。
そして各地起きたのが・・・


王座争い」です。


その最終決戦が今回お話する



「垓下の戦い」

Ryo先生
この戦いの話が実に感動するお話なんです❗一緒に楽しみましょう❗

世界の歴史秘話「項羽と劉邦」

まずは「項羽」・・・



彼は上の地図の「楚」の出身で
なんと身長は180センチを超える大男

父は将軍であり、幼い頃から項羽は兵法を学び
反乱が起きる度に出兵、その出兵数は70回以上



圧倒的なその力で全てに勝利しています

Ryo先生
しかも・・・この項羽、「傷を負ったことがない」最強の男なのです。


しかし、その性格に難が・・・

彼はとにかく
使えない部下、弱い部下は切り捨てる。

生徒
うっひゃ〜鬼上司ですね・・・会社だったら直ぐにやめちゃいそうです・・・。


もちろん人は寄っては来ない

部下たちもビクビク怯えながらの戦をするわけです。

Ryo先生
会社の上司で例えると「おい!お前!もっと売上残せ!出せないならやめちまえ!」みたいな・・・きっついですね。


一方で劉邦



酒好き・女好きの「ただのおっちゃん

面倒くさがり屋の農民の子。出世など全く興味がない

生徒
うわ〜・・・劉邦大丈夫なんですか!?絶対勝てない・・・笑



しかし彼は「人柄が武器」で
劉邦のところには「とにかく人が集まる
そして人望が厚い・・・


彼がお酒を飲みだすと、みるみる人が集まり、
大宴会になる。



ある一団の隊長になったときも、
とにかく仲間を信頼し仕事を任せる



そして、褒めて、おだてて活躍させる。



これが劉邦のやり方なのですね。

生徒
優秀な部下が育ちやすそうですね❗私も劉邦のもとで働きたい❗


実はこの二人の性格を
うまく表した言葉があります。


始皇帝が皇帝になった際、挨拶行幸を見た二人は
始皇帝を見て、それぞれこう言いました。




項羽は言いました「あれが始皇帝か・・・
絶対にあいつに勝って、皇帝の座を奪ってやる!」

一方で劉邦は言いました「あれが始皇帝か・・・
いいなー金も酒もたらふく持ってんだろうなぁー」

Ryo先生
それぞれの性格がよ〜〜〜〜〜くわかりますよね🎵

面白い世界史「天下分け目の大合戦”垓下の戦い”」

戦争

始皇帝が死に、秦の王座が空いた。


項羽率いる主力軍と、劉邦率いる軍は
それぞれの道をたどり、秦の首都を目指しました。


項羽は秦への最短距離で進む
途中の要所を攻め滅ぼし、戦を続け、
敵兵を徹底的に殺し、その力を発揮した。

生徒
恐ろしい・・・けどかつての戦はそれが当たり前ですもんね・・・。すごいな・・・。


一方の劉邦軍
「戦わないでくれるなら、今までどおりそこにいていいよ❗」
という感じで、戦う相手の自治を認め、
戦わずして降伏させ、無駄な戦いなく進軍



戦争被害者が極端に少ない


結果・・・先に首都についたのは劉邦
死者もほとんど出していません。

Ryo先生
項羽は時間がかかってしまったし、被害もそれなりに出てしまった。


遅れて秦に到着した項羽でしたが、
その軍の威圧感は凄く、他の領土も制圧し、
首都に近い主要都市「楚」の王となり

近隣諸国も巻き込んだ広い領土を支配。


劉邦はビビって、少し遠方であり、地元であった
「漢」の王となった。

こうして広範囲を支配する「楚王=項羽」と
漢王=劉邦」が隣接する状態となった。



劉邦の部下たちは項羽が皇帝になるのは
絶対に阻止したい
と考えていた。

部下たちは劉邦に提案し、
項羽に戦いを挑むことを決意するのです❗

ここでも二人の戦い方は違った


劉邦と直接対決を狙い、短期決戦を挑む項羽

一方、項羽の周辺協力国を次々に攻め滅ぼし、
項羽を孤立させ、長期戦に持ち込もうとする劉邦



戦争は長期戦になった



項羽軍の兵は徐々に疲弊し、厳しいルールの存在
知らないうちに劉邦軍に寝返った兵も多くいた



一方、周辺国と良好な関係を築いていた劉邦
食料備蓄も豊富、毎晩宴会をするほど余裕があった。


もはやこれ以上の長期戦は厳しいと考えた項羽・・・

決戦日を決め、準備に勤しんでいた。


野営テントで休んでいるその時・・・

聞き覚えのある歌が項羽の耳に入ってきた。




それは・・・
敵陣の劉邦軍から聞こえる「ある歌」だった。


その歌を聞いた項羽は
この垓下の戦いの敗戦を確信した


聞こえてきた歌が、母国「楚」の歌でした。

生徒
え?その歌がなぜ項羽の敗戦を決定づけたんですか?ただの歌・・・。


「も〜もたろうさん、ももたろうさん」とか
「か〜え〜る〜の〜う〜た〜が〜」知っていますよね❓



アメリカ人知っていますか❓

そういうことです。


項羽の出身は「楚」です。劉邦は「漢」です。
劉邦軍が「楚」の母国の歌を知っているわけがない。




つまり?

劉邦軍の中にかつての項羽軍が大勢いる証拠。

項羽の戦い方に不満を持ち、
劉邦に寝返った兵がめちゃくちゃいたということ。

さらに歌はこちらまで聞こえる大合唱・・・

生徒
劉邦さんは、項羽軍の兵隊さんとめちゃくちゃ仲良くなってますね・・・そういうことか❗


東から西から北から南から・・・
どの方向からも楚の歌が聞こえるほど
寝返った兵は多かったわけです。




周り中が敵だらけになってしまった


「四面」から「楚の歌」
聞こえてきたのです・・・。

面白い世界史「四面楚歌」誕生物語


「助けがなく、周りが敵だらけ」

この語源の物語が生まれたのです・・・。

生徒
へぇ〜❗おもしろっ❗そういう物語があったんですね❗




しかし・・・この戦いには


淡く、儚い「物語の続き」があるのです・・・

⇩ 続き ⇩

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面白い世界史(中国)「項羽と劉邦〜垓下の戦い〜」その2【世界の歴史秘話読んで楽しい世界史】

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