⇩ 前回のお話は・・・ ⇩
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【世界史の窓】古代ローマ世界史・古代ローマ世界史の流れの覚え方〜世界史ローマ分割統治や古代ローマ人について〜
国内統一をいち早く達成したローマが次に狙ったのが【海外領土】だった!その矛先はあのレモンで有名な【シチリア島】だった。
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【わかる歴史】オクタウィアヌスの政治
オクタウィアヌスはいったいどうしたのか。
結論から言いましょう・・・。なんと彼は
ローマ最高の皇帝として、70歳までローマの
リーダーとして生きたのです❗
な・・・・70さい!?
彼の就任後、あれほど反乱が続いたローマに
なんと200年間もの平和な時代が訪れる❗
オクタウィアヌスはどんな行動をとったのか・・・
その200年間の安定時代を「ローマの平和」別名
【パクス・ロマーナ】と言い・・・彼はローマで
「アウグストゥス(=尊厳者)」という称号を
もらい、政治を行います。
アウグストゥス・・・・尊厳シャ???
尊厳者は「とても立派な人」という意味。「あだ名」って感じですね。
ん〜・・・もっとわかりやすく言うと?
野球の松井秀喜さんを「ゴジラ」という感じですね❗
なるほど・・・。あ、でも先生これ独裁政治では?
そうなんですよ・・・。独裁政治はローマでは
【タブー】。大反対を受けるんですが・・・
オクタウィアヌス(=アウグストゥス)は言う。
「俺全然偉くないよ?俺も1人のローマ市民
皆の意見が俺の意見だから❗」と・・・
このように言われたら好感を持てますね。
政治がうまくいきますが・・・・・
ローマはこれから【大問題】を
抱えることに・・・・・
え・・・さっそく問題・・・?
200年の中で、ここが解決できればもしかしたら
歴史は大きく変わっていたかも知れない・・・。
それが・・・【 跡継ぎ問題 】です。
あちゃ〜・・・跡継ぎ問題は日本史でもしょっちゅう出てきますもんね。
3番目の奥さんの連れ子を養子にし、2代目皇帝に就任させました。
その後、少々困ったことも起きますが・・・
5人続けて立派な皇帝が君臨する「五賢帝時代」
がやってくる。
それぞれをご紹介しますと・・・まず1人目は
【ネルヴァさん】で・・・彼は後継者を
早めに選ぼうと、とにかく優秀で人望の厚い人
を後継者に任命し、後継者問題をすぐに解決❗
おぉ〜・・・仕事が早い❗
その超優秀な人物こそが2人目の皇帝になる
【トラヤヌスさん】。彼のときローマ帝国
最大の領土を獲得するほどの繁栄をとげる。
さぁ❗領土をまとめるが大変になった3人目は
【ハドリアヌスさん】。領土が広くなり、
各地を巡回し顔を見せ・・・反乱を抑え、領土の
安定を実現させます。
4人目【アントニウス=ピウスさん】は
ローマが安定しすぎていたので、特に何も。
これみんな実の子供ですか?
皆男の子がいないので【全員養子】。血はつながっていません。さぁ5人目。
【マルクス・アウレリウス・アンニヌスさん】
5人の中でもひときわ勉強熱心で・・・
『自省録(じしょうろく)』という本を出版。
哲学に興味があった皇帝です。
⇩ 哲学をわかりやすく ⇩
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実は彼には男の子がいました。もちろん自分の
子供に皇帝の座を渡しますが・・・・・
【わかる歴史】古代ローマ帝国滅亡へ・・・
今までは子供に恵まれなかったので、後継者は
優秀な子を養子として迎えていましたね?
なので・・・仕事とはめちゃくちゃできる。
ふむふむ・・・。
しかし、今回は皇帝の【実の息子】です。
ローマ市民もついに皇帝の実の子供が皇帝に❗
と大きく盛り上がったが・・・実の子供・・・
仕事がとんでもなくできなかった。
これが【ローマ衰退への一歩】でした。
ここがローマの最盛期ということなんですか・・・。
あ、そうそう。イエスキリストの【キリスト教】もこの頃誕生し、拡大。
さぁ、ローマにピンチが訪れます❗皇帝が優秀で
ないことがわかると市民の信頼は得られません。
そうなると各地で何が起きるのか・・・
「俺の方が皇帝にふさわしい気がする❗」と
自らを次期皇帝と名乗る軍人がローマで続出。
こうして五賢帝時代後に始まったのが50年間の
「軍人皇帝時代」で・・・・・なんと50年で
26名もの「自称:皇帝」が登場❗
国内は「内乱状態」へと一気に衰退へ・・・。
内乱になるとどうなるか・・・
いつものことですね❗外敵の侵入を受けてしまうと・・・。
その通り❗国境は手薄になり、異民族からの侵入を受け、ローマは大混乱❗
のちのヨーロッパを作っていく「ゲルマン民族」
や・・・かつての「アケメネス朝」から派生した
王朝などがローマに次々に侵入❗
このままじゃまずい❗と立ち上がった皇帝が
【ディオクレティアヌスさん】・・・
話し合ってる場合じゃないので、皇帝に絶対的な
権力を集中させるため、共和制は一旦停止。
自らに「すべての権力を集める」という政治
【専制君主政(ドミナートゥス)】を採用し
広大な領土を1人で管理するのは無理だと判断。
ローマ帝国を【4分割】し、それぞれに皇帝を
4配置するという「四分割統治」を実施❗
日本でいう都知事や県知事的な感じですね❗で、その統括で総理大臣がいると❗
例えがうまいですね❗そういうことです❗
ディオクレティアヌスは自分を【神格化】し
神と崇めさせた。しかしこれに従わなかった
集団がいました。
キリスト教徒ですね?
そう。彼らには彼らの神がいますので、皇帝が神だということを断固拒否。
⇩ 「キリスト教」をわかりやすく ⇩
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ディオクレティアヌスは従わなかった
キリスト教徒たちを迫害、殺しまくった。
まだまだ混乱が続くローマは国内のまとまりも
ないに等しかったが・・・その中で勝ち残った
エリート皇帝がいました・・・。
【コンスタンティヌスさん】です。
【わかる歴史】エリートローマ皇帝「コンスタンティヌス」
彼はまず、キリスト教徒の存在を脅威ととらえ
ローマより北にある【ミラノ】で言った。
「キリスト教の皆❗今までごめん❗今日からは
信仰していいよ❗素晴らしい宗教だもんね❗」
いうことで313年に【ミラノ勅令】を出し
世界で初めてキリスト教を公認した。
でも・・・なぜ急に!?
実は国内統一のためキリスト教徒を「利用しよう」と考えた。
死を恐れぬ集団ですもんね・・・仲間にほしいですね。
そして、ローマ帝国にとって厄介なのは
「帝国東側からの外敵侵入」なので、首都を
東側「コンスタンティノープル」へ移動❗
しっかりと目を光らせ、防衛強化にあたった。
少しずつ国内は安定し、彼を引き継いだのが
【テオドシウスさん】はキリスト教しか
認めません❗とキリスト教国教化を実現。
あ・・・強制はまずいんじゃないですか!?
そうなんです・・・これがとんでもないことを引き起こす。
さぁ、そんなときです。テオドシウスが病に倒れ
泣く泣く子どもたちに帝国を託すことに・・・・
どのように託したかというと・・・
こんな感じで分けた結果・・・これが大事件を
巻き起こします。
一見、そんなふうには見えませんが・・・兄弟喧嘩でも?
この兄弟「は」良かったんですが・・・・
この兄弟の・・・・子どもたちが・・・
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