宗教とは何か。【対立の発生】

ユダヤ教・キリスト教・仏教・イスラーム教
この4つは今も何千年もの対立をしている。
そもそもこの宗教が誕生した歴史は・・・。
⇩ ユダヤ教の誕生 ⇩
⇩ キリスト教の誕生 ⇩
⇩ 仏教の誕生 ⇩
⇩ イスラム教の歴史 ⇩

神が天地を創造し
アダムとイヴを創造した。
⇩ 世界の共通認識「ギリシア神話」 ⇩
彼らに子どもが生まれ、子孫が増えた。
子孫の1人であったモーゼに
「厳しい教え(=ユダヤ教義)」を与えた一方、
その厳しい教えに疑問を持った人間が
イエス・キリスト
彼はユダヤ教を「否定」したわけではなく
「ユダヤ教改革」を行ったが・・・
反逆者とみなされ処刑された。
宗教とはわかりやすく解説。

イエスは母マリアから生まれた。
その妊娠は神から授かったもの。
そして時が経ち、再び神は人間に
言葉を与えた。
言葉を授かった男がイスラム教の
開祖ムハンマド
彼らは住む時代も場所も言葉も違うので
それぞれの「神」の呼び方が違う。

これは言語が違うだけで意味は同じ。

さて、話を戻しましょう❗
【世界史の窓】宗教対立なぜ起こる?

共通の神なのになぜ対立してしまうのか。
信仰する宗教の経典の関係を理解すれば
凄くわかりやすくなるんです。

「ユダヤ教」の経典は『聖書』
『聖書』は天地創造からスタートし
初の人間アダムとイヴが誕生。
その子孫がユダヤ教の教えを伝えられ
ユダヤ人として歴史を刻む物語が『聖書』
よって『聖書』とは・・・
天地創造から始まるユダヤ人の物語
である。

「キリスト教」の経典は『新約聖書』
ユダヤ人の歴史など書いていません。
ユダヤ教の内容を変えようとした
イエスの物語が書いてあるのです。
つまり、『新約聖書』は『聖書』の続きで
ユダヤ人の『聖書』はもう古い❗と。
キリスト教徒はユダヤ人の聖典『聖書』に・・・
『旧約』という言葉をつけた。
こうして生まれた言葉が『旧約聖書』


ということで
『旧約聖書』はキリスト教がつけた名前なんです。
ユダヤ教の物語が「前編」
イエスの物語が「後編」
みたいな感じ。
よって、キリスト教の経典は
イエスの物語である『新約聖書』となる。

コレにユダヤ教の人たちが
「旧約聖書って言うのやめてくれない?💢」
ってブチギレる。

キリスト教から「旧約」って勝手に
つけられたわけで・・・
「いや、俺らの経典古くないし❗そもそも
”聖書”が宗教の全てだから❗『新約聖書』?
そんなもの認めないよ❗」


コーランはユダヤ教もキリスト教も
成立したあと・・・・・
ムハンマドが突然神から授かったお言葉集。
だから「イスラーム教」は
「もちろん旧約・新約聖書もどっちも大切❗」
っていう精神。
でも神様はまだ言っておかなきゃいけない事
があってムハンマドに伝えたんだから
「コーラン」も大切にしましょうね❗
という考え方。
これに今度はキリスト教が言います。
「コーランってなに?💢新約聖書で
話は終わってっから💢」
となってしまう。

宗教とは簡単に説明【創始者について】

これもまた面白いので
インタビュー形式で解説していきましょう❗










こうなるわけですね。
イスラーム教が一歩リード
って感じですかね。
【世界史の窓】聖地パレスチナの現状

このパレスチナには
「ユダヤ教」の聖地【嘆きの壁】写真右下
「キリスト教」の聖地【聖墳墓教会】
(上の写真には写っていないが写真左すぐにある)
「イスラーム教」の聖地【岩のドーム】写真左上
それぞれの聖地がなんと
半径300メートル以内に隣接する。


【世界史の窓】ユダヤ教の聖地「嘆きの壁」

かつてユダヤ人の王ソロモンが
神殿を建てました。
⇩ ソロモンはめっちゃ凄い人だよ ⇩
しかし、その神殿はローマ帝国により
破壊されたが、運良く壁の一部が残った。
それが「嘆きの壁」

【世界史の窓】キリスト教の聖地「聖墳墓教会」

かつて、イエス・キリストはローマ帝国の
反逆者として、十字架にかけられ処刑された。
その後、弟子たちはイエスの遺体を
お墓に入れ、供養したいと処刑された
イエスのもとに行った。
すると・・・その遺体はそこから消えていた。
その処刑された場所に建設されたのが
この「聖墳墓教会」
【世界史の窓】イスラム教の聖地「岩のドーム」

金色に輝く「岩のドーム」は
かつてムハンマドが昇天する際
岩に手をつき
天に召したとされる・・・。
その岩の上に建設されたのが
この「岩のドーム」です。

では、この「パレスチナ」は
一体誰のものなのでしょう。
ユダヤ?キリスト?イスラーム?


こうした宗教の戦いは現在も続いています。
そして、過去には大戦争にもなった時代が。
1096年から始まった【直接対決】
キリスト教 VS イスラーム教 の戦い。

約200年続いた「十字軍の戦い」です。
下の図をご覧ください。
「☆」がパレスチナ。

パレスチナは「イスラム圏内」にありますね?
これに対し、キリスト教トップの「教皇」が言います。
「奪うよ。聖地パレスチナ。」
こうしてキリスト教のシンボルマーク「十字架」
を掲げ、パレスチナに大軍を送ったことが始まり。

第1回十字軍で奇襲をかけたキリスト教
でしたが・・・

と聖地を奪回したとしても、その支配維持は
ものすごく大変なものだった。



当時の十字軍(キリスト教の軍隊)は
北海道を出発し、トコトコ歩き
大阪に到着しても、トコトコ歩き
福岡についても、トコトコ歩き
沖縄に到着し、まだ折返し地点。
再び福岡へ、トコトコ歩き
大阪に到着し、さらに歩き
やっと秋田とか宮城県についたあたりで
いざ戦争!!!
となるわけです。

こうなると十字軍も精神異常者多発❗
「遠すぎるだろ。教皇め、ふざけるな❗」
と、【聖地奪回】という目的が次第に薄れ
よりその遠征が楽になるよう
略奪や強盗、人さらいや性的暴行
を加える「ならず者集団」となってしまった。
キリスト教徒とイスラム教徒は同じ神であり
イスラム教はキリスト教の教えを認めている。
いわば「同志」。
なのにこんなことをされた・・・
「キリスト教徒をゆるさない・・・」
「200年間も・・・」
「絶対に許すもんか・・・」
という深い溝ができ、現在に至る。
面白く楽しく学べる一冊🎵
漫画で学ぶのも全然ありですよ❗
オススメの一冊❗